1° 同じ材料で作ったパンでも、形が変わったらパンの名前が変わる(パンオサラザンとカンパーニュの場合)
|そば粉入りパンを実家で作った9月
超絶不便な九州の田舎にある我が実家。
特殊な材料がすぐには手に入らない。
そのため、どこのスーパーマーケットや道の駅にも置いてあったそば粉を練りこんだパン(パン・オ・サラザン)を焼いてみました。
アレンジとして、ダイス状にカットしたドライイチジク入れたら
そば粉の風味とすごく相性がよかったです。
|移動手段の車がないため、思いついたこと
そうです。
私は現在、ペーパードライバーなため、実家の車を運転することに非常に億劫になっている状態。
それで思いついたこと。
↓
買い物に行って、いろんな材料を買わなくても
「同じ材料で、違うパンを焼けるんじゃない?」
「カンパーニュ」焼いてみようかな!!
↑実際に自作したカンパーニュ(オーブンで焼く前)
|それ、フランス人が何百年も前からやっていることと同じ
フランスパンって、入っている主材料が同じでも
形が変わると名前が変わるってご存知でしょうか?
細長い、フランスパンを思い浮かべてみてください。
長さが違うだけで・・・
例えば、
・パリジャン(結構長い)
・バケット(長い)
・バタール(少し長い)
・クッペ(ラグビーボール状)
|カンパーニュって?
フランス語で「田舎の」という意味。
大きくて丸い、表面に切り込みが入ったフランスパン。
小麦粉・イースト・塩が主材料。
素朴なパンなので、少し小麦外皮やライ麦を入れてもOK!
|私はそば粉を入れようかな
むしろ、小麦外皮もライ麦粉も売っていない超絶田舎の実家に滞在中。
材料は、
小麦粉(一般的なスーパーマーケットで入手できるもの、勿論成城石井さんなどのお洒落スーパーマーケットなどない!)・イースト・塩のみでは、
旨味が不足するので、風味が増すそば粉はぴったり。
|材料表
小麦粉(強力粉) 200g
そば粉 40g
インスタントドライイースト 1g
塩 2g(化学塩ではなく海塩)←旨味もあるしミネラル摂取できる
ぬるま湯 150g
|作り方
①全ての材料を表面がつるりとするまでこねる
(ボウルの中で混ぜてひとかたまりになったら、まな板の上でこねる)
②まな板にくっつかず、軽いこね具合になったらしいたけのカサのように
優しく広げ、巾着のように丸くし、とじ目をとじる
③ボウルに入れ、ラップをかけて一回り大きくなるまで一次発酵
(室温なら20分から30分、オーブンの予熱機能でもOK)
④しいたけのカサのように優しく広げ、巾着のように丸くし、
とじ目をとじて再びボウルへ入れてラップをかけて一回り大きくなる
まで二次発酵
オーブンを190度に予熱開始
⑤包丁orカミソリで # 型の切り込みを軽く入れる
(この時、刃先で生地を押さえつけずに滑らせるイメージで)
⑥オーブンを180度に下げ、20分焼く
(10分経過時に天板を180°反転させ、焼きムラを防ぐ)
*生地表面が焦げそうであれば途中でアルミ箔をサッと乗せ、
オーブンの扉をサッと閉める(庫内温度の低下を防ぐ)
|温度と焼き時間は絶対ではない
オーブンにも特性があります。
新しい・古い、メーカーさんなどで焼き具合が異なってきます。
一度、上記の温度でお試しいただき、
焼き具合が甘ければ温度を「まずは10度上げて」。
表面は少し焦げたのに内側が生焼けであれば、「まずは10度下げて」。
つまり、お使いのオーブンさんとの相談タイムのスタートなのです。
そういうやり取りをオーブンさんと続けていると、自ずと愛着が湧いてきます。
それは、オーブン予熱機能を昨日まで使ったことがなかった人でも、
きっと。笑
|フランスパンって焼きたてが美味しいわけではない
少し粗熱が取れてからの方が、味が落ち着いて美味しいですよ。
あと、カットしやすいです。
焼きたてよりも、少し冷ましてからの方が嬉しいことがいっぱい!
|40年以上使っている包丁でクープを入れたのはここだけの話
今回のパン、私が生まれる前から実家にある包丁でクープ(切り込み)を入れてみました。
今は亡き、私の祖母も愛用していた包丁。
切れなくなってきたら、父が砥石で研いで「シャンシャン」切れるようになります。
気持ちいいくらい切れるようになるんですね。
農業機械整備士の父よ、やはり地味に手先が器用。
でも、今回の包丁の状態は、決して研ぎたてではないため、思うようにクープが一発でキマリませんでした。残念。
切れ味のいい包丁やカミソリを使うことをおすすめします。
カミソリは、安全刃ではないタイプをどうぞ。
(カミソリ全体が金属でできていて、ピンクの模様が入った昭和タイプの)
|食べてみた母の感想
「塩味、足りんくない?」
はい!開口一番、否定コメントいただきました!汗
このパン、単独で食べるとそのように感じる人もいるんだなと勉強になりました。
あくまで、おかずと一緒に食べるお食事パンなので、作るときは塩の分量は変えずにお願いします。
塩を入れすぎると、イーストがうまく働けなくなってしまうので、塩の分量(%)にも意味があるんです。
私としては、素朴で小麦粉とそば粉の風味が美味しいと思いました。バターとも相性が良いです。
|どうしても塩味を加えたいときは?
私の母のように、パンだけで
「満足感を得たい」
「おやつを完結させたい」
という場合もありますよね。
そんなときは、粗熱が取れてから1cmから1.5cmほどにスライスし、
ピザソース・スライス玉ねぎ・スライスピーマン・とろけるチーズを
かけてピザトーストに変身させるのも良いですよ。
焼きたてに、ミルで挽いたブラックペパーを散らしても大人風味になります。
ちなみに、私はスライス玉ねぎを水にさらすことなく、ピザトーストにしています。
ズボラ疑惑もありますが、玉ねぎ特有のピリッと感とマイルドなとろけるチーズ、ピザソース(ケチャップでもOK)の酸味がよく合うんです。
実は、
玉ねぎを水にさらさずピザトーストを作るのは、母がやっていたから。
これまたズボラ疑惑がありますが、私は物心ついた4才くらいの時から、これが大好きで。
幼稚園に登園する前の朝ごはんにピザトーストが出てきたら、すごく特別な朝が始まったような気持ちになっていました。
|余った玉ねぎの使い道
上記の幼稚園登園前ピザトースト、かなりの頻度でコンソメスープがセットでついてきました。
玉ねぎスライス入りの。
これは、余った玉ねぎを活用していたに違いない。
と今なら、容易に予測できる年齢になりましたよ。
|タルティーヌにしても
スライスしたカンパーニュは、バターとジャムを塗ってタルティーヌに。
まるでフランス人の朝食みたい。
私は、フランスに限らず、海外の朝食を再現するのも好きなので、
これまたテンションがあがります。
朝は血圧低くて、モリモリたくさん朝ごはんを食べられない体質ですが、
それでもこういった楽しみを入れ込みたいなと。
|タイトルの1の斜め上の°はなに?
1°は、No.1をさします。
これは、卒業した料理学校ル・コルドン・ブルーの担当シェフ(フランス人)が毎回、こんな風に板書していたんです。
だから、今でも真似してます。
海外旅行に気軽に行けなくなってしまった世の中ですが、フランスを身近に感じる方法。
こんな風にいくらだってあります。
できることからtry!
|そろそろ察しましたか?
記事にナンバリングし始めたということは、毎日noteを始めてみました。
途中で何かあって途絶えたり、挫折してもいいから
まずはやってみようと考えています。
肩肘張るのは卒業。でも、モチベーションアップのためにnoteの中に開設されているサークルにも加入しました。
(招待していただいて無料加入できる術があるんですね!)
私の第一優先は自己管理。
自己管理とは、体調管理も含みます。
これからどんどん気温も下がるし、リラックスとストレッチと体幹強化と
背中筋肉が美しいヨガの先生に見とれたいため(美しい人を身近に感じると、イキイキしてくる私。笑)、
ホットヨガは月に20日くらいは継続したい。
という、裏テーマもあります。
後日追記:10/2現在、ホットヨガ連続2日達成。
|食欲の秋
気温も下がってきたからこそ、食欲も湧いてきて、
旬の食材と主食を楽しみたい!
のは、私だけではないはずです。
お米もいいけど、パンの楽しみ方や奥深さを再発見できる。
そんなnoteにしていきますね。