もち米いらずなお手軽おはぎ術を伝授。この秋は無理なく食育&日本文化伝承
もうすぐお彼岸ですね。
スーパーに並んだおはぎを見て
「あ、お彼岸の季節か・・・」なんて後から気づく私。
でも、今年のお彼岸は
自分でおはぎを作ってみるのはいかがでしょう?
只今、おはぎ前向き化計画実施中です。
(なにそれ)
「でもさ、おはぎって作るの大変そう・・・」
私もそう思っていたんです。
だって元来ずぼらですし。
ですが、あるものを使って作ってみたら
まさかのお手軽っぷり。
え?こんな簡単にできちゃうの?
ちょっと拍子抜けしたくらいにして。
今日は
をご紹介します。
美味しくおはぎを食べながら
日本文化も守れるなんて一石二鳥。
無添加・高栄養の
元気が出るおやつとしてもオススメですよ。
モリモリいきましょう!
2022年秋のお彼岸はいつか知ってます?
ここは先に押さえておきましょうか。
9月23日の秋分の日を中日として
前後3日間合わせて7日間を
「秋のお彼岸」といいます。
んで、
などを通じて、
ご先祖様への感謝を込めてご供養をするんですよね。
またこの時期に合わせて
”自分自身の日頃の行いを振り返ると良い”
と言われています。
お墓参りにはいけないって人も
振り返りくらいはしときますか。
【クイズ】おはぎかぼたもちか?
「おはぎ」という言葉を見ると
「おぎやはぎ」を思い出してしまう
(え?もしかして私だけ?)
そんなあなたにクイズです。
正解は・・・お・は・ぎでした!
お!正解ですね!!
おめでとうございます~🎉
(これまで何度もおはぎ連呼してたからな)
季節の花になぞらえているのですが
ぼたもちとおはぎは同じように見えて
という違いがあるんです。
あんこの原料である小豆は春に種をまいて
9~11月ころ収穫されます。
秋に収穫される採れたてピチピチな小豆は
皮が柔らかいので「粒あん」として使われ
春まで置いておくと皮が固くなるので
皮を取ってこしあんにするんだそうです。
と、少し豆知識を得たところで
ぜひ今年のお彼岸には
ドヤ顔でお話してみてください。
おはぎを作った方が良い理由
「小豆は邪気を祓う力がある」
とされ
ご先祖様の供養や節目の伝統行事など
日本の文化とは切っても切り離せないもの。
昔は砂糖が高級品でしたから
あんこを使ったおはぎは
普段出会えない特別な食べ物でした。
今でこそスイーツというと洋菓子も豊富なので
和菓子は少し霞みがちな存在かもしれません。
ですが、お菓子を通じて
季節感と日本の伝統を美味しく味わえるのは
和菓子だけの魅力だと思うんです。
また、美味しいものの記憶ってずっと残っていませんか?
食べた場面とか、一緒にいた人とかも。
「食」って人間にとっては特別なもので
美味しさと一緒に入ってきた”記憶”も
一緒に定着しやすいんです。
だから子供たちに
日本の伝統や文化を教えたいなら
まずは
口を満足させるのが近道だったりします。
甘くておいしいおはぎを食べながら
お彼岸という文化と
季節感を大切にする日本人の感覚を
次世代に伝えることができる。
お彼岸は食育として
とっても良いきっかけになると思います。
(ぜひおはぎ作ろうぜ
という流れに持っていきたい下心。)
で、いよいよ次は作り方です。
簡単すぎてごめんなさい。炊飯器でお手軽おはぎ作り。切り餅バージョン
【作り方】
1.米を研いで炊飯器に入れ、いつもより少しだけ少なめに水を入れる。
上に切り餅をポンとのせ普通モードで炊く。
2.炊きあがったお米を、少し潰すようにしながら混ぜる。
すりこ木かしゃもじで。(水に付けてからでないとくっつきます)
ご飯が半分くらい残るくらいが目安です。
3.ラップを使って食べやすい大きさに丸める。
直接ラップだとべたつくので、軽く濡らしてからが良いと思います。
4.つぶあんを丸め、平たく伸ばす。
その上に丸めたご飯を乗せてつぶあんで包み、形を整える。
5.きな粉と黒すりごまも同じように丸めたご飯にまぶす。
さあ召し上がれ。
手作りおはぎの良い所
いやね、思ったより簡単なんですよ。
炊いて、混ぜて包むだけ。
おにぎりよりちょっと手間がかかるくらいで
これなら普段使いにもできちゃいます。
無添加かつ栄養価が高いので
おやつにももってこいです。
なんだか重箱に入れるだけで
ワンランク上な感じしません?
お子様と一緒に作るのもありですよね。
高い栄養価だから安心して食べさせられる
せっかくなんでそれぞれの材料の
薬膳的な効能からおすすめポイントです。
▶米:平性・甘味・脾胃に働く
バランスの取れた食材で、すべての体質の方にOK.
脾(消化器系)の働きを整え、気を補うので
胃腸が弱い人が多い日本人のベストパートナーです。
集中力が低下してる・疲労がたまってる方に
▶餅:温性・甘味・脾胃肺に働く
冷えを解消しながら、
気を補ってくれる心強い存在です。
元気がない・体力がない方に
▶小豆:平性・甘味酸味・心・小腸に働く
利尿作用がスゴイ
→むくみが気になる方に
解毒作用
→ニキビや化膿性の痛みや腫れに
▶黒ゴマ:平性・甘味・肝腎に働く
現代女性の救世主(笑)
滋養強壮作用
→慢性疲労・ドライアイ・情緒不安
生理不順・脱毛など
老化防止と言えば黒ゴマが筆頭に上がります。
筆頭家老。(←言いたいだけ)
▶きなこ(大豆):平性・甘味・脾・大腸に働く
お腹の調子を整えてくれる。
気と血を補う
→疲労感・虚弱体質の方に
水分代謝をよくする
→むくみ・だるさ
よっぽど普段栄養価バカ高いものばかり食べて
体が熱くなりやすいとかでなければ
どんな方にもおすすめしたいものばかりです。
日本人なら秋はおはぎ作ろう
ここまでおはぎを推してきたわけですが
材料の効能を見ると
・成長期のお子様
・毎日頑張りすぎて疲れている
・運動不足で元気が出ない
・若くありたい
という方に是非食べて頂きたいものだと思います。
ってか、私がまずは食べたい。
失敗なしで
思ったより簡単に作れるのが発見でした。
今年くらいは騙されたと思って
一度おはぎを作ってみてはいかがでしょう?
こだわり派さんには
あんこから手作りするとさらに愛着ワキワキですよ。
美味しくどうぞ!
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