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寒がり・むくみ・内向的:薬膳的体質チェック⑧陽虚タイプ特徴と改善方法・食材教えます
以前の記事で、私たち人間は気血津液の3要素のバランスの上に成り立っているということを書きました。
今回は、自分自身のバランスが取れているか体質チェックをしています。
これまでは気血津液それぞれが不足や停滞するとどんな症状が表れるのか見ていきましたが、最後は熱と気が不足するという陽虚についてです。
1.陰陽の気に関わるチェック:陽虚タイプ
陽虚タイプ:体の熱と気が不足しているタイプ
華奢だがむくんでいる
色白
むくみやすい
生理周期が遅れがち、生理痛のときは温めると楽になる
疲れやすい、足腰のだるさがあることも
温かいものを好む
尿量が多くトイレの回数が多い、下痢をしやすい
内向的でクヨクヨしやすい
1年中冷えを感じるので厚着をしがち
布団の中でも手足が冷たい
2、特徴
体の熱と陽である気が不足している状態です。熱を作り出すという力が不足しているので、全身が冷えています。冷えることで津液の流れを悪化させ、むくみやすく、水太りしやすいです。気虚と同じように生命力・エネルギー源である気が少ないため、疲れやすく、免疫力も弱っています。風邪をひきやすく、肩こりや生理痛に悩まされることも多いです。気虚体質から冷えが悪化し陽虚体質になることもあります。とにかく寒がりです。
3、改善方法
・とにかく体を温める工夫をしましょう
冷えを改善するために、服装には気を配ります。首、手首、足首、腰と首に関するところは特に冷えないように腹巻やレッグウォーマーなどであたためましょう。重ね着や締め付けのないゆったりとした服装も保温性を高めることができます。夏場は案外クーラーなどで冷えがちなので、カーディガンやストールを持ち歩くことと、冷たいものはなるべく控えるようにしましょう。
・熱を作り出す運動しましょう
運動をすることで熱を作り出すことができますし、その結果体内の巡りも活発にしてくれます。疲れやすいのであまり激しいものだと続かないので、適度なものをできるだけ日常にも取り入れられるとよいでしょう。家事や仕事の合間にスクワットをする、階段を使うなどちょっとしたことをコツコツ積み重ねることも大切です。
・食事からも熱を生み出しましょう
体を温める熱性・温性の食材をとるほか、気を補う食材でスタミナを補給します。余分な水分がたまりやすいので利尿作用を持つ食材も取り入れることもおすすめです。生ものは体を冷やすので、加熱調理したもの中心のほうが向いています。
4、おすすめ食材
・熱を生み出すもの
にら、ねぎ、えび、こしょう、しょうが、にんにく、紅茶など
・気を補うもの
かぼちゃ、やまいも、しらす、うなぎ、たこ、さば、桃、鶏肉、たまご、小麦粉、松の実など
・利尿作用があるもの
ソラマメ、たまねぎ、とうもろこし、黒豆、大豆、ココアなど
【薬膳的体質チェックシリーズ:特徴と改善方法・食材】
①疲れやすい、元気がない:気虚タイプ
②イライラする:気滞タイプ
③乾燥肌・くすみ:血虚タイプ
④生理痛・レバー状のかたまり:於血タイプ
⑤のどが痛い・乾燥肌・便秘:陰虚タイプ
⑥暑がり・多汗・おりものが多い:湿熱タイプ
⑦むくみ・かゆみ・経血が多い:湿痰タイプ
⑧寒がり・むくみ・内向的:陽虚タイプ ←今はここ
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