
イライラするのは体質?薬膳的体質チェック②気滞タイプ特徴と改善方法・食材教えます
以前の記事で、私たち人間は気血津液の3要素のバランスの上に成り立っているということを書きました。
今回は、自分自身が気血津液のバランスが取れているか体質チェックをしてみたいと思います。
今回は気に関するタイプを見ていきます。
「気」は生命活動の根元的なエネルギー。体内をくまなく流れていて、生命を維持する原動力です。これが不足したり、流れが滞ることで身体にもいろいろな不調が起こりやすくなってしまいます。
1.気に関わるチェック:気滞タイプ
気滞タイプ:気の巡りが悪く、身体のどこかで滞っているタイプ
やせ形で筋肉質
赤ら顔
しみ、そばかすがある
頭皮が赤い
生理前に胸やお腹がはり、イライラしやすい。
体力はあるが、ストレスを感じるとだるくなる
冷たいものを好む。食事が不規則になりがち。(食欲にムラ)
便秘がち。おならがよく出る。
几帳面、責任感が強い。イライラしやすい。
同じ時間同じ姿勢で過ごしている。仕事や人間関係のストレスがある。
ため息が多いと言われる
2、特徴
ストレスや過労で、気がうまく巡らずに滞った状態になってしまっています。
無理をして仕事や家事を頑張ってしまう責任感が強い人に多いと言われています。
イライラ感、憂鬱感、不安感などで精神的に落ち込みやすくなります。
気の滞りで生じた熱のために、目の充血、顔のほてり、頭痛が起こることもあります。
3、改善方法
・ストレスと上手に付き合う
ストレス発散になることを上手に取り入れ、身体に力が入っていないか意識して、できるだけ肩の力を抜くようにしましょう。楽しい予定を入れて、日々の気持ちを楽しくプラスになるように過ごしましょう。温泉、自然と触れ合うことは簡単にリラックスできておすすめです。
・怒りっぽいなと感じたらクールダウン
怒りっぽい人は体内に熱がこもってしまいがちなので、クールダウンするような体を冷やし、乾燥を改善するような食材をとりいれましょう。ただし、冷やし過ぎは、めぐりを悪化させますのでほどほどにします。ゆずなどの柑橘系で香りでリラックスすることも効果的です。
・熱を生みだしやすい食べ物には注意
温性、熱性の食べ物は熱を生み出すことになるので量には注意します。
アルコール、スパイシーなものはほどほどにしましょう。
4、おすすめ食材
・気を巡らせるもの
セロリ、たまねぎ、ピーマン、春菊、みかん、ゆずなど
・余分な熱を取るもの
トマト、ニガウリ、キュウリ、チンゲンサイ、ひじき、わかめなど
・潤いを与えるもの
アスパラガス、オクラ、梅、梨、りんご、レモンなど
【薬膳的体質チェックシリーズ:特徴と改善方法・食材】
①疲れやすい、元気がない:気虚タイプ
②イライラする:気滞タイプ ←今はここ
③乾燥肌・くすみ:血虚タイプ
④生理痛・レバー状のかたまり:於血タイプ
⑤のどが痛い・乾燥肌・便秘:陰虚タイプ
⑥暑がり・多汗・おりものが多い:湿熱タイプ
⑦むくみ・かゆみ・経血が多い:湿痰タイプ
⑧寒がり・むくみ・内向的:陽虚タイプ
【関連記事】
●【簡単はじめての薬膳講座シリーズ:基礎編】
●綺麗ママの新常識!薬膳はおうちで使えるものなんです:おうち薬膳はじめました
●薬膳の「勉強をしたい」のではなく、「使えるようになりたい」んです
【人気記事】
●私にもできた!ファスティングが簡単に始められるって本当?
●ママ必見!家族を守るウイルス対策アロマブレンドが解禁
●アロマな空気清浄スプレーの作り方:マスクにシュッと使えます
いいなと思ったら応援しよう!
