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【オイル漬けという選択】きのこの変身と新たな魅力発見

あれは梅雨の前の話。

予想最高気温31度。
新潟は比較的北に位置するのに暑い。

じりじりと日差しが照り付ける中、
私はなぜかエリンギを手にしていた。



ちょうど外で出会った義母に
「干す場所ありますか?」と確認する。
「ハウスに干せばいい」と義母。


許可が出たので、
さらに蒸し暑いビニールハウスの中へと足を踏み入れる。



なぜ今からこんなに暑いんだ。

今年の夏が思いやられる。



そしてエリンギの今日の寝床が決定した。

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初めての干しきのこ。



きっかけはあるnote。

テレビを見ない私。(見るのは子供番組だけ)
唯一の情報源がnoteといってもあながち嘘ではない。



その私にとって大切なnoteでこんな記事を見つけた。
ueblogさんの記事。

「干したエリンギが乾燥ポルチーニっぽくなる(見た目だけ)」


気になると止まらない。

作ってみることにした。


あえて暑い日を選ばなくてもいいのに、
そんな声も聞こえてきそうだが
そんなことは関係ない。

やりたいからやるのだ。



エリンギを手で割く。
そして干す。

ついでにしいたけも一緒に入れてみることにする。


【干す】ということ。

食品を長く保存するために昔から使われてきた方法。

今でこそ既に乾燥されたものを買うことのほうが多いが、
考えてみれば自宅でもできるんだ。


ただそんな時思い出すのが、
干し芋を作ろうとして全てカビでダメにした時のこと。

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新潟という土地は、雨や雪の日が多い。

「日本海側は湿度が高い」
と聞いたことがある。

確かに
太平洋側である東京や仙台にいったときは
いつもその乾燥度に驚く。

ホテルでは乾燥対策をしないと
途端に喉が乾燥する。


湿度が高いから肌がしっとりして
「新潟美人」といわれる

という説もあるくらいだ。


もう一つは日照時間が少ないから色白だという説。

いや、そんなことは別に関係ない。


【湿度が高い】せいで
【干し野菜には向かない】

これが私の思い込みとして刻まれていた。


子どもと美味しい干し芋を食べたかったのに
食べられなかった。

せっかくのお芋を無駄にしてしまった。

そのときの悔しい想いが
まだ胸の奥に残っていたことに気づいた。


でも、そんな過去があったとしても
きのこを干してみたいんだ。

今 干したいんだ。



そして干すこと2日間。

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お、なんかいい感じ。


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はじめはこんなきのこだったのに

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こんなにほっそり。


そして、きのことオリーブオイルを加熱。

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軽く素揚げする感じ。既に食べたい。

瓶に詰める。

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きのこがオイルの海を泳いでいる。

新たな世界だった。




その後すぐに食べたくて、作ったのはビーツの葉、くるみ、にんにくと一緒に炒める。味付けは塩だけ。

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このきのこがいい味を出してくれた。
歯ごたえがあり、すごく食べ応えが増す。

肉を入れていなくてもしっかり満足感。

「このきのこすごい」

既にとりこになっていた。



その後新たに【にんにくのオイル漬け】を作ってみた。

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生のにんにくを漬ける
加熱して漬ける
丸ごと入れる
刻んで入れる

様々なレシピがある中、
一番使いやすそうで菌の増殖も少なそうな

【みじん切りで加熱して漬ける】

を選択。


そして我が家にオイル兄弟が誕生。

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冷蔵庫や冷凍庫はあふれんばかりなので
常温保存ができるこの兄弟はありがたい。



にんにくオイルも便利だ。

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ぱっとにんにくオイルで炒めて塩で味付け。

あっという間に一品ができる。


合わせ技も使える。
きのことにんにくオイル一緒でももちろん美味しい。

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これは小エビ・かぶ・松の実と一緒に炒めたもの。

基本塩であっさりのほうが邪魔しなくて美味しいと思う。


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これはいんげん・かぶを一緒に炒めただけ。


野菜があまり得意でない主人も
きのこにつられてパクパク食べる。


きのこの新境地。



見つけた。



なんだかまた一つ新たな発見。

【オイル漬けという選択】

ありですね。


綺麗道(きれいどう)


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