攻撃的な人の心理~心の中では何を考えてるの?~
攻撃的な人は、自信満々そうに見えて実は自信がなく、むしろ不安でいっぱいな心理を持っています。攻撃を仕掛けることで、その不安感から自分を守ろうとしているのです。
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「自分にだけ当たりがキツイ人がいて困っている」というあなたのために、連載形式で記事を書き綴っています。
昨日の記事はこちら。
ツンケンしてたり当たりがキツイのも、気のせいかな? と思ってしまうレベルのものから、明らかに相手に悪意があると分かるレベルのものまでさまざまです。
攻撃的な人は、自信がなく不安を抱えている
例えば、業務のことで注意をしたら、相手がムッとした顔をして、それ以降、周りに自分の悪口を言いふらすようになった…といったケースも考えられます。
こんなふうに、あからさまに攻撃を仕掛けてくるような人は、実は自信のないタイプの人が多いです。
「えっ?? あんなに自信満々そうに見えるのに?」と思いましたか?
確かに、見た目では自信満々そうなのですが、本当に自信のある人であれば、わざわざ誰かを蹴落としたりする必要はないですからね。
注意されたとしても、それが理にかなっていることなら、受け入れるのではないでしょうか。
攻撃するタイプの人は、競争意識が強く、勝ち負けにこだわります。プライドが高く自分が優位に立っていたいと思っていますから、立場が危うくなりそうなことになれば、相手を攻撃して自分を守ります。
相手を攻撃している間は、自分が攻撃されることはないからですね。
認識が歪んでいることも
先程の例だと、相手に注意をしたことが発端になっていますが、実際のご相談では、こちらが何かしたわけでもないのに、あいさつしても無視してくる、わざと嫌味を言ってくる、仕事にダメ出しをするといったことをされてしまうこともあります。
こちらが何気なく言ったことでも悪く解釈して、「バカにされた」「否定された」と受け取り、仕返しをしようとする人もいます。
こういったタイプの人は、被害者意識が強いために、ちょっとしたことでも悪く捉えて反応してしまうのです。すぐに噛みついてくるような人は、まさにこのタイプかもしれません。
生い立ちやその後の物事の捉え方など様々な影響がありますが、そういった人は、自分を肯定的に受け入れることができないので、批判を極端に恐れます。
心の深い部分では、自分のことをダメだと思っていたりします。でも、そんな「ダメな自分」は受け入れることができないし、他人から受け入れてもらえることも信じられないため、隠して強がろうとします。
本当は不安で不安で仕方がなくて、いつ批判されるのかと心が休まるときがなく、いつもファイティングポーズをしているような状態です。
攻撃は最大の防御
また、”攻撃は最大の防御”という言葉があるように、何かしらの脅威を感じたときに、自分を守るために相手を攻撃してしまうケースもあります。
よくあるのは、仕事で頭角を現すようになったら叩かれたという事例です。これも、相手の存在が自分の立場を脅かすのではないかと脅威を感じたことで、足を引っ張ろうとしたりするのです。
相手よりも優位なポジションに立つために、蹴落とすことにより、居場所を確保しようと思っているのです。(本当は、努力して改善しようとできればいいんですけどね)
以上、ざざーっと攻撃的な人の心理を見てきました。
一見すると、強くて厄介な人のように感じるのですが、実際は自信がなくて不安を抱えている人が多いということなんです。
こういった心理を理解しておくだけでも、「あの人は怖がっているのかぁ…」と思えば、少し心に余裕が生まれるのではないでしょうか?
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さて、そんな攻撃的な人ですが、誰に対しても攻撃を仕掛けるわけではありません。
実は、よーく相手を見て選んでいるのです😢ターゲットにされないためにも要チェックです!
次回は、「攻撃的な人はターゲットを選んでいる」というお話を書いてみますね。
それではまた^^