見出し画像

自立マインドがパートナーとの関係に及ぼす影響

「自立」というと、一見良いことのように聞こえますよね。

もちろん良い側面はたくさんあります。

ところが、パートナーとの関係においては、「自立をベースにしつつ、依存も受け入れていく」というバランスが大切です。

自立に傾きすぎていると、時には困った影響が出てくることもあるんです。

今日はそんなお話です。

さて、あなたは以下の内容が当てはまりませんか?

・お仕事のようなドライな人間関係はそつなく対応できるが、踏み込んだ関係はちょっぴり苦手。

・文句や愚痴を言い合うような関係は苦手で、なるべくなら平和で穏やかにいたい。

・頑張ることは当たり前(だからこれといって意識したことがない)。

・寂しいとあまり感じたことがない。

・本来は自分のペースを保ちたいが、相手に合わせて自分を抑えてしまうこともある。時々、考えがぐるぐるして、しんどいなぁと思う。

今日のお話は、以上の要素に当てはまっている人にお役に立てる話かもしれません。

頑張って今のポジションをつくってきたという自負がある自立タイプの人は、

社会的にはそつなく過ごすことができても、恋愛やパートナーシップとなると、しばしば問題を抱えてしまうことがあるのです。

というのも、恋愛やパートナーシップは相互依存の世界だからです。

自立マインドで今まで来た人は、いきなり恋愛をしてパートナーができたからといって、すぐにモードチェンジができるわけではありません。

恋愛においても自立モードのままでいると、溜め込んで言えていないことが出てきたりします。

すると、今まで抑えてきた依存心が顔を出し、「パートナーなんだからこれくらい分かってよ!」という気持ちが噴出し、怒りもやもやした気持ちが出てきてしまうことも多いのです。

また、逆に

パートナーが頼ってきたり愚痴を言い始めたりすると、無性にイライラしたり、怠けている(甘えている)ように見えてしまい、パートナー突き放してしまうケースもあります。

自立したカップル同士は、何も問題がない時期は平穏に過ぎていきますが、ちょっとしたすれ違いが起きると、今まで溜め込んできたものが噴出してズレが大きくなりやすいので注意が必要なのです。

パートナーがいても心が満たされていない場合は、やはりお互いの間に親密感の他に、何か親密になることを阻む要素が隠れていることが多いです。

なんでも自分で努力して乗り越えてきたタイプの人は、1人でやることが当たり前になっているので、「気持ちをシェアする」「助けてもらう」「話を十分に聞いてもらう」といったようなことをしてきていないこともあります。

もちろんそれが問題というわけではなくて、今まではそれで良かったのです。自分を強く保つことで乗り越えてこれた課題も達成できたことも、きっとたくさんあったことでしょう。

ただ、それを自覚なしにパートナーとの関係にそのまま持ち込んでしまうと、すれ違いが起こることがあるので勿体ないかなとは思いますね。

自立タイプの人は、今まで抑えてきた依存心をどう扱っていくのかがポイントになります。

少しずつでいいので、自立を緩めること(例えば、ちょっとしたお願いごとをする、自分の気持ちを誰かにシェアする、周りを頼る・助けてもらう・相談する)をしていくと、パートナーとの関係もうまくいきやすいように感じます。

最後までお読みくださりありがとうございました!💖

それではまた。

いいなと思ったら応援しよう!

高見 綾@心理カウンセラー
心理は本当に面白い! 人間関係を味方に付け、大切なパートナーと親密に。人生全体の”質”を上げていきたいあなたのお役に立てたらうれしいです^^