罪悪感のルーツから見えてくるあなたの優しさ
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「自分にだけ当たりがキツイ人がいて困っている」というあなたのために、連載形式で記事を書き綴っています。
前回の記事はこちら。
人間関係のトラブルがあったときに
私が悪いのではないかと自分を責めたり
なんとなくやましくて
後ろめたいような感覚が出てきたりする場合。
これらは「罪悪感」と呼ばれるものですが
罪悪感があると、自己イメージが悪くなり
攻撃を引き受けやすくなるんですね。
クライアントさんとお話していると
「なぜそんなに罪悪感が強いんだろう?」 と
思うことがよくあるんです。
真面目で責任感が強く
誠実に取り組むような人が
「自分が悪い」「後ろめたい」という気持ちを
なぜ抱えているの?と🙄
罪悪感があると
無意識レベルで「私は罰せられるのにふさわしい」
と思いますから
人間関係のトラブルが起きても
どこかで帳尻が合うというか
バランスを取ろうとしているようにも
思えるんです。
ちなみに罪悪感というのは
・やってしまったことに対する罪の意識
・やれていないことに対する罪の意識
この2種類があります。
そのうち、ほとんどが
「やれていないことに対する罪の意識」だとされています。
ちょっと意外じゃないですか?
なんとなく、やってしまったことへの罪の意識の方が
多そうなイメージがありますよね。
でも、そうじゃないんですよね。
例えば、「死ぬときに後悔すること」
というテーマで語られるとき
失敗したことよりも、
挑戦しなかったことを後悔するって
よく言われていますよね。
それと似たようなことかもしれません。
今までご相談を受けてきて感じるのは
ほとんどのケースにある罪悪感とは
・大切な人を大切にできなかった
・愛したいのに酷いこと言っちゃった
・役に立ちたかったのに何もできなかった
こんな感じの後悔や
罪の意識が残っていることが多いんです。
これを聞いてどんなふうに思いますか?
私自身は
「このクライアントさんはどれだけ大切な人を大切にしたかったんだろう」
「どれだけ愛したかったんだろう」
「どれだけ役に立ちたいって思ってきたんだろう」
そう思うと、胸がきゅっと切なくなるとともに
なんて深い優しさであり、愛なんだろうなぁと
思うのです。
そうなんです。
罪悪感の下の層には
愛があるんですよね。
逆に言えば
愛があるからこそ、罪悪感が生まれる🌸
と言ってもいいかもしれません。
あなたは、愛もしくは罪悪感
どちらに注目して物事を見たいですか?
私が悪いんだと後ろめたい気持ちを感じているときは
罪悪感に注目して見ています。
でも、罪悪感のルーツは
あなたの優しさであり、愛なのだから
「あぁ、私はすごく愛したかったんだな。
でもいろんな事情があって、うまく愛せなかった。
だからつらくて、こんな自分なんかと思って罪の意識を抱えてきたのか。
今までずっと苦しむほど、愛したかったのだな」
というように思ってみてもいいのかな? と思うんです。
愛の方にフォーカスすると
じんわり温かい気持ちになってきませんか?😀
確かに思っていたようには現実は運ばなかったかもしれない。
でも、愛したい、役に立ちたい、大切にしたい
というあなたの想いは本物だと思うのです。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございます!
読んでくださる方がいることが、とても励みになります💖
それではまた^^