問題が起きるときは「ひとりぼっち」。そして孤独は問題を大きくする
「自分で解決しなくちゃ」「人に話しても仕方がない」そんなふうに思って悩みを一人で抱え込んでいると、問題は大きくなる。問題が起きるときはいつも「ひとりぼっち」だからだ。
自分で解決しようとする姿勢は素晴らしいこと。でも困っているときは誰かと一緒に頑張る選択肢を持ってみると解決が早くなる。
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「自分にだけ当たりがキツイ人がいて困っている」というあなたのために、連載形式で記事を書き綴っています。
前回の記事はこちら。
職場などで自分にだけ当たりがキツイ人がいたとしたら
「なんで私にだけ?」という疑問が出てきますよね。
そんなときに、誰もにも言えなくなったり、分かってもらえる気がしなくてなんとなく自分一人で抱え込んでしまうことってありませんか?
前回もお話したように、自分にだけ当たりがキツイにしても
その程度が自分の勘違いかな?と思えるくらい微妙なラインだったりすると、余計に周りには言えなくなりますよね。
でも、ここが実はとても大事なポイントなのです。
「誰も分かってくれないだろうな」と思うと、どんな感覚になりますか?
心の壁がいつもより分厚くなって、そして高くそびえ立つようになり
開いていた心の扉がバタンと閉じる音がしたりしませんか?
自分一人で悩みを抱え込んでしまうと
どうしてもネガティブな発想に偏っていきます。
物事を客観的に見ることができにくくなり、不安感やネガティブな思い込みも強くなっていきます。
まるで高速道路に乗って、アクセル全開に飛ばしているみたいに。
いろいろな気持ちが加速していきます。
あなたも今まで、自分一人で考えてたらぐるぐるして、悩みが大きくなっちゃったように感じたことがあるのではないでしょうか?
そうなんです。
自分ひとりで抱え込んでしまうと、問題が大きくなってしまうんですよね。
心理学では、問題が起きるときは「ひとりぼっち」であるといいます。
この「ひとりぼっち」というのは、実際に周りに人がいるいないは関係ありません。心理的に「ひとり」かどうかがポイントなのです。
私がはじめてこの話を聞いたとき、まさに自分が「ひとりぼっち」の感覚があるときだったので、ドンピシャすぎて涙が出てきたことを覚えています。
「そっかぁ、私はひとりぼっちだったから、こんなにしんどいって思ってたんだ」と感じました。
実際のところ、物理的なことで言うと、私の周りには人がいましたし、助けを求めたら応えてくれようとした人もいたような気がします。
でも、「自分で解決しなくちゃ」「人に話しても仕方がない」と思っていたようなんですよね。
自立的な頑張り屋さんタイプは、自分で何とかしようとすることが多いです。
それはそれで、すごく大事な姿勢で、お仕事や人間関係でも基本となる考え方だと思います。
でも、もし追い詰められて困ってることがあるのなら
一人で抱えないで、誰かと一緒に頑張ってみるという選択肢を持ってみてもいいのではないでしょうか。
クライアントさんたちを見ていてもそう思います。
本当にね、孤独感があるとやる気が出ないですし、解決までえらい時間がかかったりしますからね(←経験者は語る)。
でも誰かと一緒なら、心の負担はぐっと少なくなりますし、余裕を持ちながら進んでいくことができるように思います。
悩んだときほど「心理的にひとり」にならないこと。
ぜひ意識していただけたらうれしいです。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございます!
読んでくださる方がいることが、とても励みになります💖
それではまた^^