妖精ときのこと植物と。
妖精ってほんとにいるんだよ。
見つけられる??
だれかのお家みたいな木の穴?
ちいさな不思議な音が聞こえる?
ペットの毛が三つ編みになってる?
なにかがふと、横切った気配がする?
こんな不思議なできごと
思い当たることはありませんか?
女の子が裏庭や近くの森で
ふしぎな存在の姿を探しています。
わたし達からは、ページごとに
ちいさな生き物達が見えていますが
彼女はいつまでも探し続ける…
すぐそこだよ!ほら、後ろを見て!
と、教えてあげたくなってしまいます。
『BACKYARD FAIRIES』
PHOEBE WAHL 作・絵
イラストレーターでもある作者は
子ども時代、ひたすら妖精を探しては
彼らの絵を描く日々を送ったのだそう。
この女の子はもしかして
Phoebe自身なのでしょうか。
それとも、一度は本気で妖精に
憧れたことがある、わたし達でしょうか。
どのページもワクワクする程に
細部にまで描きこまれていて
ちいさく不思議な存在が大好きな
子どもも大人も引き込まれてしまいます。
とってもシンプルな文章に
文字は手書き!
筆で書いたのかな?
絵本に描かれている植物の一部のよう。
こびと、妖精とキノコはセットで。
と思っているわたしの期待を
裏切らないボリューム。
しかも何種類も出てくるので
眺めているのが楽しくなります。
キノコ、妖精、植物の絵が好きな
大人にの方にもぜひ一度
見ていただきたい絵本です。