お堅い銀行から自由な職場へ | テックキャンプ卒業生インタビュー_003

就職して半年以上経ったテックキャンプ卒業生のインタビューを連載しています。

前回の記事はこちら。

第3回は、かっちりしたメガバンクから非常に自由な文化を持つベンチャーへの転職を遂げたOさんへのインタビューです。


経歴 | Oさん

2016年3月 跡見学園女子大学 卒業
2016年4月 みずほ銀行 一般職 (外為事務部)
2018年12月 退職
2019年1月 テックエキスパート(現テックキャンプ エンジニア転職) 渋谷校
2019年6月 インターン開始(-8月) 結局ここには就職せず
2019年9月 女性向け情報メディア運営ベンチャー に就職


なぜエンジニアになろうと思ったのか

── なぜエンジニアになろうと思ったのか。

10年後も銀行で働いている姿が想像できなかった。
職場の先輩を見ていて、自分が将来そうなりたいとあまり思わなかった。父が金融系だったので、新卒の就活では銀行や損保を見ていた。最初に内定をもらったみずほに入った。

クリエイティブなことが好き。
転職にあたって特別にやりたいことは無かったが、クリエイティブなことがもともと好きだった。デザイナーにも興味があったが、未経験だと難しそうだった。いろんな業種を調べる中で、エンジニア転職の情報がよく出てきた。身近な人にもエンジニアを勧められた。

プログラミングの知識は全く無かったが、ちょうど未経験からエンジニアになる方法が増えつつあったので、ひとまずスクールに通ってみることにした。

あとは、銀行とは正反対の職場に行きたかった。
銀行は不自由に感じることが多かった。加えて、10年いても他社に転職できるようなスキルが身につくわけでもない。
エンジニアは自由な文化の会社が多そうだし、スキルも身につく。物を作る仕事もしてみたかった。


なぜテックキャンプを選んだのか

── なぜテックキャンプを選んだのか。

独学は考えていなかった。
知識ゼロからのスタートだったので、強制力のある環境がよかった。となると、プログラミングスクールに通う必要があった。

グループ開発などがあり生徒同士の中が良さそうだった。
実際にいくつかのスクールを見学してみて、テックキャンプはグループ開発があるなど生徒同士の距離が近そうだった。

短期間かつ就職支援サービスがあった。
就職目的だったので、これは重要だった。


在学中に気をつけていたことは

── 在学中に気をつけていたことは。

グループの人と積極的にコミュニケーションを取るようにしていた。
同期は全体的に仲が良かった。
グループは4人。カリキュラムの最後まで一緒だったが、自分以外の3人はエンジニアにならない選択をした。営業系に戻ったり、ゲーム開発会社で企画職になったり、パーソナルトレーニング会社の管理部に就職したり。


エンジニア転職までの流れ

── エンジニア転職までの流れは。

Wantedly, Greenなどを使って自分で求人を探した。
在学中にスクール経由就職の返金制度が無くなったため、スクールの紹介と並行して自分でも求人を探した。

Wantedlyで見つけた会社に行ってみたらインターンをさせてもらえることになったのでやってみた。
Uberの配達版のようなサービスを開発している会社。トラックドライバーさんと配達して欲しい人をつなぐプラットフォーム。(今は違うらしい)
まずは1ヶ月という話だったが、結局2ヶ月インターンさせてもらった。
ガツガツ系のアツいベンチャーだったので、もう少し穏やかな場所に行きたいなと思い、就職はしなかった。働いてみないとわからないことが多いので、インターンさせてもらえたのはよかった。

結局Greenから紹介された女性向け情報メディア運営ベンチャーに就職。
めちゃくちゃ自由な印象だったので、よさそうだと思った。

転職においては職場の文化を重視していたので、なるべく面接後に職場見学をさせてもらって、環境を確認するようにしていた。


仕事内容

── どのようなチームで働いているのか。

全社員で約50人。うち15人がエンジニア、5人がデザイナー。

エンジニアは特にチームには分かれていない。バックエンド、フロントエンド、iOS、Androidなどそれぞれができることをやっている。


── 仕事内容は。

女性向け情報メディアのバックエンド開発。(Ruby on Rails)

なんでもやらせてもらえる環境なので、最近はフロント(React)も触っている。社内向け管理ツールの改善。

また、動画記事のレコメンド機能を開発中で、AutoMLで機械学習もこれから触れそう。


仕事を面白いと感じる瞬間

── 仕事を面白いと感じる瞬間は。

悩んでいたことが解決できた瞬間がなにより楽しい。
パズルを解く感覚。悩んでいる時間も楽しいが、解けたときの達成感が好き。スクール在学中からそう感じていた。

あとは自分が実装した部分が実際に動いているのを見たり、ユーザーから反応があったときが嬉しい。


「エンジニア」に期待していたことは達成されたか

── エンジニアという仕事に期待していたことは達成されたか。

期待以上。本当によかった。自由すぎるくらい。

今働いている会社はかなり夜型の人が多く、生活リズムの心配をしてしまうぐらい自由。生産性が上がるならそれでいいと思う。銀行にいるときには考えられなかった環境。

デザイナーさんとのミーティングではみんなでBGMのプレイリスト(90年代の音楽とか)を作って好きな音楽を流したりしている。

自由な環境を求めていたので期待以上の結果。


エンジニアの人はコミュニケーションが難しいイメージがあったが、実際はそうでもなく、人間関係も良好で楽しい。個性豊か。

また、社外コミュニティで人と出会うのが楽しい。
こんなに勉強会文化が盛んだとは知らなかった。


総じて期待以上。良い転職ができた。


これからやってみたいこと

── これからの展望は。

Reactに熟達したい。
サーバーサイドメインでやってきたが、最近Reactも触らせてもらっている。ある程度できるようになれば、エンジニアとして一段上に行ける気がする。がんばりたい。

AutoMLを触るのが楽しみ。
レコメンド機能開発の一環で、AutoMLを触れそう。機械学習のベースの知識がなくても触れるので、使っていきたい。

勉強会(Kaigi on Rails)の運営。
これは達成されつつある。
勉強会に参加するうちに、運営に携われることになった。裏側が気になっていたので運営に携われるのは嬉しい。コミュニティに入っていくと有名なコミッターさんとも関われたりする。


本を一冊

── 本を一冊紹介するなら。

よしもとばななさんの『まぼろしハワイ』。
よしもとばななワールドが好きで、この方の本はよく読んでいる。

コロナで外出できない中で、ハワイに行った気持ちになれる。ハワイの透明感や開放感がある雰囲気が表現されていて好き。

リラックスしたいときや行き詰まったときに読むと癒やされる。

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