自分に、一歩踏み込め!ライフチャートシート!
2018年も残り1ヶ月を切って、sentenceのアドベントカレンダーに漂うのは、今年を振り返るモード。
いっぽうわたしは、「忘年会の催し物には何をしようかな」なんて考えながら、さっさと今年のことを忘れようとしていました。
昨日の晩ごはんメニューは覚えていない、日記を書くのは2日で飽きる、メモをとったノートが汚すぎて見返す意味がない。そんな振り返り習慣ゼロのわたしなもので、今年の出来事を思い出そうと「う〜ん」となんとな〜く唸ってみても、イマイチ思い出せません。
それでも、一つ思い出しました!それは今年出会ってよかったなぁと思う、「過去振り返りツール」です!
おお!この状況にピッタリ!!
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それは、「ライフチャートシート」という自己分析ツールでした。
個人的に参加したセミナーで。また、会社で受けた研修で…。と、偶然たて続けに書く機会があり、「なんかポピュラーなものなんだな~」と印象に残っていました。就活中に使う方も多いようです。
さて、そのやりかたはシンプル。
①縦軸は充実度、横軸は時間経過(年齢など)にして、これまでの自分を振り返って線グラフを書いてみます。
②線グラフを書きながら、「なぜその時期、その充実度だったのか?」キーポイントとなる出来事を思い出し、メモしていきます。
注)例はフクダの人生をもとにアッサリ書いておりますが、じっくり細かく書くことをオススメします!
まずはこれだけなのですが、その先が大事。
このグラフをもとに
「自分は何によって充実感を得ているか?」
「どんな価値観を持っているか?」
という問いへの答えを探っていきます。
そのために必要なのは、グラフの上げ下げの理由を、一歩踏み込んで考えてみること。
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「嬉しいことがあったらグラフは上がるし、悲しいことがあったら下がるのなんて当たり前ちゃうん?」と言いたいところなのですが…。
実際に他の方が書いたものをいくつか拝見したところ、同じような出来事について、人によってグラフの動き方が違うことがありました。
例えば「仕事が忙しくなった」とき。それで充実感が上がる人もいれば、下がる人もいたのです。
なぜグラフがそのような動き方をしているのか?書いた方それぞれに聞いてみると…
・上がる人は「忙しさ=人に必要とされている感」だと考えていました。
・下がる人は、「家族との時間を第一優先にしたい」と考えているにも関わらず、上手くいかないことにしんどさを感じていた様子。
このことから、人により出来事の捉え方は違うということ、そしてグラフの動きは何らかのその人の価値観が反映された結果だということがわかります。
そういうわけで、
まずはグラフから見えてきた充実度のアゲサゲを観察。そして「なんでこのとき、アゲ(あるいはサゲ)やったんやっけ?」と、客観的に己に問いかけるステップを経て、価値観を把握することができるツールなのです。
「客観的に考えるなんて難しい!」というときは、サクッと他人の目を借りること!気を使わない誰かと一緒にやってみるのがオススメです。各々で書いてみて、説明しあいっこ、質問しあいっこをすると、「みんなにとって当たり前」だと思っていたことが「自分特有」のことだった、と気づくきっかけになります。
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さてさてこのライフチャートシート、生まれてから現在までを振り返るのに使われることが多いようですが、「今年を振り返る」のにも使えるなぁ!と思いつき、早速書いてみました。横軸は月にしています。
実は最近、不調気味だったわたし。書いてみて改めて、不調の原因に向き合うことになりました。
11月に大きな仕事があったので、今年はそれに向けた準備に突っ走っる日々でした。逆に、その仕事を控えているにも関わらず忙しさが落ち着いた時には、「何か抜けていることはないだろうか」とソワソワしてしまったり。笑
それでも充実度の高い時期が続いていたところ、終わった途端にグラフは急降下。なぜかというと「頑張ってきたこと、ホンマに意味あるんか?」みたいなモヤモヤ・葛藤が続いているからです。わかりやすい「燃え尽き症候群」でしょうか。
このモヤモヤについてよく考えてみると、その仕事に向かって頑張ってはいたものの、そもそも「成果をどのように評価するか、周囲・自分ともに納得のいくKPIを事前に設定できていなかった」ことに思い当たりました。上手くいかなかったことについて落ち込む・反省するならまだしも、そりゃーモヤモヤだけが続いてしまうわけです。
ということは、最近のわたしは、いわゆる「PDCA」の「CA」部分を、大事にしたいと思っているのかな?…などと考えてみたり。
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考えは尽きませんが、やべえ!アドベントカレンダーの締め切りが迫ってきました!笑
このようにライフチャートシートは、自分の心の中を覗き込み、今後自分に充実感をプレゼント&ご機嫌に保つためにはどうしたらいいかな?なんてことを検討するのに役立つツールです。
2018年、「なんとな〜く」振り返っちゃいそうな方は、是非是非お試しを!