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【日本語教育レポート】第8回「土地勘」3
今回はテーマ「土地勘」の3回目のレッスンを行なっていきました。
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「覚える」ということに、初めて重点を置いたレッスンとなりました。まず、地方は場所と名前が一致して、漢字で書けるようにというのが今回のゴールでした。
初めに、それぞれの地方の名前を紹介しながら、漢字の意味とその地方の位置を確認していき、その後は、漢字を覚えるためのゲームをしました。
今回行ったゲームは二つあって、初めに行ったのは、「指文字伝言ゲーム」です。二つのチームに分かれて、それぞれ列に並んでもらい、列の一番後ろの人に見せた漢字を、前の人の背中に指で書いて、一番前の人まで正しく伝えられたら勝ちというゲームです。これは、漢字の書き順を覚えたり、漢字の形に注目するのに、適したゲームです。
そして次に行ったのは、「漢字ビンゴ」です。紙に5マス×5マスのビンゴシートを書いてもらって、1マスに1つ習った漢字を書かせます。ルーレットに漢字を書くか、小さな紙にそれぞれの漢字を書いて引くという形にするかで、ビンゴを行います。ビンゴシートを用意するときに、何も見てはいけない、と最初に伝えて、5分間覚える時間を与えてから取り組みました。
このゲームでは、従来の読み方が書いてあって、その漢字を書かなくてはいけないというような漢字テストとは違って、そもそも何があったのかということを思い出さなくてはいけないので、白抜きしてある地図を見せながらビンゴシートを書かせると、それぞれの地方の場所をヒントに思い出すことができるので、今回の目標には適切だと思いました。そして、ゲームを終えてから、地図に直接地方の名前を書き込むことで、ゲームを通して覚えることができたことを確認してもらいました。
後半では、『西の魔女が死んだ』のシーンごとの要約に取り組んでいきました。まずは、シーンが変わるのはどんな条件の時かということを説明して、シーンごとに線で区切っていきました。そして、それぞれのシーンで何が起きたのか、(どこ、だれ、何)を短くまとめて、付箋に書くということを行なっていきました。今回はシーン2までしかできませんでしたが、次回で要約を終わらせ、コマ漫画のように絵にして、それから自分の「友達」とのエピソードライティングにつなげていきたいと思います。