楽器を温める
こんにちは、にしじまです。
恐ろしいほど寒い日々が続いていますが
みなさん、楽器超絶冷たくないですか…
今回は楽器を温めるというお話です。
チューニング管めっちゃ入れてるのにピッチが上がらない
先輩に「楽器に息を入れて(温めて)ね」と言われたけど、なんで?
という方はぜひどうぞ~
■楽器めっちゃ冷たくない?
ケースから出したての楽器
休憩中に放置した楽器
キンキンに冷えてませんか~
実は
1年で最も気温が低いこの時期は
管楽器の温度に少し気を配らないとイケナイのです…
■冬場のピッチが低いカラクリ
どうやら
寒い冬場にピッチが下がるのは科学的に理由があるようで
要約すると
音の伝わる速さが温度によって変化するから
…だ、そうです。
…私には難しくてよくわかりませんが(苦笑)
寒いとピッチ(音程)が下がっちゃうのはどうしようもないことと諦めて
対策をするのが我われ管楽器吹きの宿命!
冷たくて下がってしまう
ということなので
温めるという攻撃で対応していきましょう!
■楽器を温める理由
冷たいから下がる
⇒じゃあ、あっためよう!
ということで楽器を温めようということなのですが…
この時期だと
アンコンなどでこんな経験ありません…?
チューニングルームで音出しを終える
⇒舞台袖に移動して待機
⇒いざ本番!
⇒なんか…ピッチ悪!
これが楽器を温めたほうがいい理由です。
舞台袖って夏場でも寒くないですか?
待機している間に楽器が冷えてきて
あの難しい理由で勝手にピッチが変わる…
(まあ、本番に色んなことが起こるのは
緊張とかいろんな原因はありますがそれはちょっと置いておいて…)
対処すれば回避できることはしておいた方が良いと
私は思うワケです。
■楽器を温める方法
では楽器を温めるのはどうやるの?
ということになると思うのですが
手を温めるのと同じイメージであっためます。
先輩などが「楽器に息いれて!」というのは
このためです。
自分の手を温めようと息をは~っとしてみてください。
それです。
息の温度はあったかくて、息のスピードもほぼない感じじゃないですか?
その息を楽器の中に詰め込みます。
コツは「音を絶対鳴らさないで息だけ通す」ことです。
■まとめ
楽器って結構繊細で
ぶつけないようにとか割れないようにとか
物理的に気を付けることもたくさんありますが
気温などでも様々な現象が起きます…
これを知っているか知らないかで
厄介さが全然違うので
「寒くなったらあっためる」ということを覚えてもらえたらうれしいです。
次回(1月26日配信予定)は
この時期には特にやりずらいこと間違いなしの
細かくて速めの楽譜の攻略についてお話ししようと思います。
この記事が参加している募集
イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)