細かくて速い音符の攻略方法
こんにちは、にしじまです。
今回は出てくると厄介なゾーンと化す
細かくて速い音符の攻略方法を解説します。
■やみくもに練習してもうまくいかない理由
突然ですが早口言葉の「赤巻紙 青巻紙 黄巻紙」言えますか?
とてつもなく言いずらいですよね(苦笑)
結論を言うと
早くて細かい音符ってこれと同じだと思うんです。
音で発音したら
あかまきがみあおまきがみきまきがみ
ですが、
ひらがなでこれが書いてあって「読んで!」って言われたら
まず1発では読めない人が多いのではないでしょうか?
これをうまく言えるようにするには
✓ 3色の巻紙を連続でいうということを認識して
✓ 赤、青、黄の順だということを意識して
✓ 言いにくい口の動きを意識的に動かす
という方法を
無意識なのか意識的なのかはわからないですが
取ると思うんです。
この方法を楽譜でも応用してレッスンしてみると
サラっとクリアできちゃう人がわりと多いです(当社比)
■あなたのうまくいかない原因はどこから?
さて。
みなさんが遭遇している楽譜上の
あかまきがみあおまきがみきまきがみを
赤巻紙 青巻紙 黄巻紙 にしていこうと思いますが
うまく吹けない原因はおそらくこの5つです
・音に対しての運指が曖昧
・運指がテンポにあっていない
・口(タンギング)がテンポに追い付いていない
・運指と口がシンクロしていない
・体内メトロノームが消滅
①音に対して運指が曖昧
俗にいう「どこ吹いてるかわかんない」ってやつですね。
運指の数字を書き込んでいて
その数字を追って吹いている人に多く見られる症状です。
数字を見てから指を動かすのが追い付かない原因の1つなので
見なくても指が動くようにするのが対処法です。
②運指が速さと合っていない
これは運指が遅いという場合よりも
運指が先走ってる場合の方が意外と多いです。
俗にいう「指が転んでる」ってやつです。
もちろんやりにくくてもたついている場合もあります。
転んでるしもたついてる混合型もあります。
拍頭にくる音がジャストではまっているか
ポイントを決めて運指を確認すると改善されることが多いです。
③タンギングが速さに追い付いていない
まずは声で歌ってみます。
たたたたた~でもららららら~でもいいので
メトロノームを鳴らしながら歌います。
ここで歌えていれば原因は運指が追い付いていないになり、
うまく歌えていない人はまず声で歌えるようにします。
④運指と口がシンクロしていない
ピアノみたいに押したら自動で音がついてくるといいのですが…
管楽器はピアノでいう鍵盤の部分と弦の部分は自動連動していません。
この2つを自力で合わせないといけないのです。
自分がどのテンポまでは上手にシンクロしているのかを確認して
うまくかみ合わない速さになってきたら
その一個前のテンポに戻して
じっく~り身体にすりこむように練習して、それから1個早いテンポに進める
という順序でやっていくと目標テンポに到着することが割と早くできます。
⑤体内メトロノームが消滅
②③にも連動しますが
基準となるテンポ(速さ)がないとそもそも練習が成立しません。
メトロノームを見ているだけではなかなか自分の中にテンポを取り込めない時は
足でテンポを取ったりしてテンポキープをしましょう◎
■ゆっくりテンポで練習する理由
よくゆっくりのテンポから練習しましょう
というのを聞くと思いますが
これはゆっくりのテンポで頭の中を整理しながら慣れていきましょう
という狙いがあります。
ただただゆっくりやるだけでは問題解決できないので
5つの原因候補を参考に
じぶんで検証しながらやってみてください◎
■まとめ
冷え性の私は幸いスライド楽器なので
指の楽器の人の冬の大変さは想像するだけで…
ご苦労様です!と思っております(笑)
スライドも寒いと動かすの大変ですよ!
ですよね?スライド仲間の皆さん~!(笑)
何事もそうですが
やることが多い時こそ
することを把握して一つ一つ対処していくのが
近道なんでしょうか。
楽器っていろんなものと似たよう考えで練習できて
様々な気づきがあっておもしろいなあ
とnoteを始めてから感じています◎
次回(2月2日配信予定)は
たぶんよく聞くんじゃないかなという用語(?)
お腹を使って吹くというお話をしようと思います。
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)