吹奏楽と肺活量の話
こんにちは、にしじまです
今回は肺活量というキーワードを解説していきます。
肺活量が少ない!って言われた
息がもたないからどうにかしたい、肺活量を増やしたい!
そもそも肺活量ってなに?
という方はぜひどうぞ~
■肺活量が必要といわれるのはなぜか
管楽器をやっていると
よく「肺活量が必要」とか「肺活量が少ない」とか
そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
以前にも解説したことがありますが
音の材料の1つは「息(空気)」です。
これがないと「音」は生まれません。
そして
息がもたないこと=肺活量が少ない
と多くの方が表現されます。
■そもそも肺活量って?
肺活量とは
息を思い切り吸って
思い切り吐き出した時の息(空気)の量のこと
を指すそうです。
息を多く使う吹き方(音の大小にかかわらず)
超ロングトーンの箇所(伴奏系楽器あるある)など
吐き出す息が多くないと対応しずらい場面は多々あります。
多くの息(空気)を取り扱うには
まずしっかり吸い込めるようになること
そしてしっかりコントロールして音に変えることが
大事になってきます。
参考記事はこちら↓↓
■肺活量の増やし方
ニシジマが思うに
おそらくロングトーンが適役なんじゃないかな、と思います。
みなさん、ロングトーンどんな感じでやってますか?
ただひたすらメトロノームを見つめてやり過ごしてないですか?
それ、超もったいないですよ(小声)
■押さえたい2つのポイント
ロングトーンで狙いたい強化ポイントは
✔息を一定にコントロールしきること
✔その状態を長く保てるようになること
このあたりです。
たとえば、よく見る光景としては
フォルテ(大きな音)で8拍ロングトーンしよう!
とやってみると
はじめは元気なんだけど
5、6拍目あたりでは今にも消え入りそうな感じ。
これではダメなんです。
こうなるくらいだったら
もう1ランク音の大きさを下げていいから
最後まで伸ばしきる。
それでも難し人(楽器始めたばかりの人など)は
拍数を短くしてもいいです。
とにかく
最後までコントロールして吹ききることが大事です。
この息を一定に保つためには、お腹の支える力が必要だったり
いろいろと研究の余地があります
この能力を少しずつ、コツコツと伸ばすしか
俗にいう「肺活量を増やす」方法はないんじゃないか
と個人的には思ってます。
■運動神経がないと無理でしょっと思っている方へ
「自分は運動音痴だし
肺活量ってマラソンとかスポーツ選手の話でしょ?
腹筋だってそんなに続かないし…無理じゃん」
と思った人いませんか?
では逆に質問。
筋肉モリモリのマッチョはみんな楽器がうまいってことですか?
答えはおそらくNOです。
管楽器には管楽器の使う筋肉、動かし方をしているので
そこをトレーニングするならまだしも
漠然と「腹筋」をしたからうまくなるというのは
違うんじゃないかな~というのが個人的な見解です。
それをやるように指示するくらいなら
ロングトーンをポイントを押さえてやったほうが…(ごにょごにょ)
と思うので!
楽器吹きのための筋肉をつけるなら
楽器を吹きながらつけましょう!
ということで
運動神経はあまり関係してきません。
どちらかというと忍耐力の方が大事かもしれないですね◎
■まとめ
noteを始めた当初からず~っと言っていますが
何のための練習なのか
ということを見失わずにいろいろな基礎練習メニューをこなしてほしいです。
基礎練がつまんないのはおそらく目的が迷子だからです。
意味も分からずやらされるほどつまんないことはないですよ~
ただでさえ制限の多い昨今のウィルス事情なので
限られた時間の中で結果出していきましょう!
次回(1月19日配信予定)は
最近超絶気温が低いので
楽器を温めるということについてお話ししようかなと思います
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)