パート割はランキングではない
こんにちは、ニシジマです。
今回はパート内の1st、2nd、3rdという数字に
徒競走などの1位2位のような優劣の意味はないよ
という解説をします。
結論を言うと譜面上に書いてあるその数字(パート割)は
ぶっちゃけテストとかに出てくる資料1とか資料2ぐらいの意味しかないです。
■それぞれの数字のイメージ
みなさんは1st、2nd、3rd、4thにどんなイメージを持ちますか?
上のパートは先輩が吹くもの
1番は上手い人のパート
2、3番は下手な人が吹くところ
もしこんな感じのイメージを持っているんだとしたら
これはアンサンブルが上達しない原因になってます~
劣等感とか、妬みとかそういうことが原因じゃなくて
各役割の最も重要視すべき点が見えてないからです。
■それぞれのパートの特色(ざっくり3つ)
それぞれのパート割に特色があることは
皆さんお気づきでしょうか?
ここでは大まかに3つに分けます。
ざっくりいうと
音域の上から1、2、3と譜面に数字を振っているだけで
それぞれに担当している役割が違います。
■適材適所の人員配置が肝心
1つ前でそれぞれの特色をご紹介しましたが
そこから求められることはこんな感じ。
これらを踏まえると
残念ながらどのパートも下手ではできません。
逆に言えば
このポイントを押さえて練習に取り組めば
自分も、バンドもぐんぐん伸びていく、というカラクリ。
■でも1stは上手い先輩が多いのは?
そんなこと言ったって
やっぱり1stに選ばれる人は上手い先輩だよ!
と思われるかもしれません。
じゃあ、なんで1stの人は上手に聴こえるんでしょうか。
答えは
1stに求められているやってほしい役割をこなすには
それなりの研究と経験と実践が必要になるからです。
短い学生生活の中でこのことを踏まえると
どうしても先輩がこのパートを吹く確率は高くなります。
だから、どうしても1stが吹きたい!と思っているのなら
1stの役割をこなせる技量になればいいだけです。
ちなみに私はコンクールとかイベントとか出たかったタイプだったので
結構頑張って先輩の座を取りに行った経験があります(笑)
下剋上ってやつですね~
いや~あの頃は怖いもの知らずで若かったなぁ(苦笑)
■まとめ
数字ってなんでこんなイメージがあるんでしょうかねぇ
テストとか成績が数字で書かれるからですかね?
ABCで書いても松竹梅で書いても
ずーっと付きまといそうな気もしますが(苦笑)
アンサンブルにおいて必要のないパートや音なんて存在していないので
気にせず技や音楽を磨いていってください。
次回(12月29日配信予定)は
2020年最後ということで
ここまでの総まとめ的なものをお届けしようと思います◎
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)