「汚い音」からの卒業
「音が汚い!」とか
「フォルテが汚い!」と注意されたことはありませんか?
今回は汚い音って何ぞや?
ということひも解いていこうと思います。
■「汚い!」は制御不能の合図
「音が汚い!」と言われるとき
ざっくりいうと理性を失って吹いている場合が多いです。
音をコントロールしきれていなくて
音が暴走している印象があります。
【汚いといわれる時の音の聞こえ方】
・音色が極端に荒い
・ただただうるさい
・怒鳴っているみたい
・音程が悪い(上ずる傾向多)
■音には「使えるもの」と「使えないもの」がある話
じつは「音」はいくつかの種類に分けることができます。
その分類には
曲を演奏するときに相応しいものと相応しくないものがあります。
厳密にいうと4種類くらいに分かれますが
今回はわかりやすさ重視で2つに集約しています。
関係各位はご了承ください。
※詳しく知りたい方は音楽理論で勉強できるよ!
・楽音(がくおん)
みんな大好きWikipedia先生によると・・・
楽音(がくおん)とは、一般的には楽器や人の声によって奏でられる「音楽の音」あるいは「音楽に使われる音」という程度の意味である
と書いてあります。
さらにニシジマ調べによると
周期的に振動し、耳に快感を与える音。 楽器などの音。
というのも見つけました。
大事なのは
「耳に快感を与える音」←この部分!
「心地いい音」が曲を演奏するときに使える音です◎
・騒音(そうおん)
こちらはよく耳にすることがある単語だと思いますが
Wikipedia先生の解説では…
「聞くと不快感を催す音」「聞きたくない音」の意味
だそうです。
「聞くと不快感を催す音」←ここ重要!
「楽音」が
聞くと快感を得られるのに対して
「騒音」は
聞くと不快感を催すという正反対の性質を持っています。
不快感を催してしまう騒音。
音楽を演奏するときに
「聞いてるやつを不快にしてやるぜ!ケケッ」
みたいなことは…まぁほとんどないでしょう。
ということは、
不快な音を使って曲を演奏することってほぼありえないってことです。
■騒音になりやすい「要注意音量」
自分の意志で「汚い音」を意図的に出してるとしたら…
それはちょっと問題ですが(苦笑)
そうじゃなく勝手になっちゃっている場合が多いのでは?
ニシジマの経験上
音が汚くなりやすい音量は「フォルテ系」だと感じています。
フォルテが2つも3つも書いてある時や
クレッシェンドでだんだん大きくしてください!って書いてある時
(特に曲のいちばん最後とか)
我を忘れて吹きまくっていませんか?
確かにフォルテの意味は「大きく」なのですが…
その大きな音を使って何を表現したいのかを考えると
制御を失って暴走した音にはなりにくいんじゃないかな?
と考えています。
【もし自分が作曲したときにフォルテと書きたくなりそうなイメージ】
・元気な感じ
・明るく楽しい
・お祭りみたいなワイワイ感
・この世の終わりのような悲劇的なかんじ
・雷が落ちたみたいな衝撃
■大きく吹くと音色変わっちゃう人へ
「大きく吹いたらどうしても荒くなるよ!」
という方へアドバイスを送るとすると
各音量でいい音色というものが存在するので
音の大きさを変えたら音色は多少変化はします。
ただ、その度が過ぎていると「良い音」の範疇からはみ出てしまうので
注意深く音を聴くことが大事になります。
この塩梅が大変難しいのですが…
まずは「いい音はどんな音のことか」を知らないと比較できないので
良い音、心地よい音、好きな音を探すことをおススメします。
有名な人、上手だといわれるバンドサウンド
とりあえずここから聞いていけば間違いないです◎
お手本をどんな風に活用したらいいかを
むかし書いたのでおいておきますね◎
↓ ↓ ↓
■まとめ
フォルテで吹きまくりたい気持ち
…よくわかります。
でも自分が気分いいのと
いい演奏はだいぶ違います。
これは大きくなってからすごく感じるようになりました。
自分の音を客観的に聴けるようになると
すごく音が変わってくるので
幽体離脱してるかのように自分を観察できると良いです◎
ま、これは難しいので
手っ取り早いのは撮影をするか録音をする
という手をおススメしておきます(笑)
次回(8月24日配信予定)は
楽器の構え方のポイントをお話ししようと思います
\宜しければRTお願いします/
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)