【超初心者向け】楽器吹きの楽譜よみかたガイド(楽譜の最初に書いてあること編)
こんにちは、にしじまです。
今回は楽譜の最初のところに書いてあることについて解説します。
関連ワードとしては拍子とか調号です。
呪文みたいだと思った方は解説するのでぜひのぞいてみて!
■最初に書いてあることの効力
楽譜の一番最初の段や左端には
数字とか記号とかが必ず書かれています。
これはこの楽譜の初期設定みたいなもので
次に指示が出るまではずーっと効力を発揮します。
大まかにこんな感じ↓↓
それでは1つずつ解説していきます。
■小節には定員数がある話(拍子のはなし)
5本の横線(五線)を縦線で区切って部屋ができていますよね。
その区切られた部屋には定員が決まっていて
その定員はどこに書いてあるかというと
赤まるで囲った部分です。
この分数みたいに書かれているのが拍子といって
1部屋の定員数を表しています。
いまから解説する2つのグループを知っていれば
困ったことにはならないはず!
■グループ①分母が4〈4分の4拍子(4/4)〉
4/4と書かれていたりCと書かれているときもありますが
どちらも
4分の4拍子(よんぶんのよんびょうし)
と読みます。
四分音符が1部屋に4つまでという定員数を表しています。
以前、音符と休符のお話の時に
それぞれをリンゴとミカンの量で解説したのを覚えていますか?
(確認したい方は下に該当記事はっときますね~)
これを踏まえると
4分の4拍子は1部屋にリンゴやミカンが全部で4個分入れるということになります。
総量4個分だったらどんなカットでもOKです。
様々なカットのリンゴやミカンを4個分になるように一部屋に入れることで
リズムが生まれています。
では応用。
これは1部屋(1小節)に4分音符なん個分はいるでしょうか?
正解は3個分、ですね?
■グループ②分母が8〈8分の6拍子(6/8)〉
これも楽譜でよく出てきます。
(書き込みは気にしないでください・・・)
8分の6拍子(はちぶんの6びょうし)と読みますが
こちらは8分音符が1部屋に6つという定員数を表しています。
音符を読むときのポイントは
8分音符3個ずつを1グループとして読むと良いです。
感覚的には3拍子が2かたまりある感じ。
【補足】
拍子は一番最初の段に書いたあと
表記を省略されることが多いので
見逃し注意、です!
■#や♭の話(調号、臨時記号のはなし)
#(シャープ)や♭(フラット)と呼ばれる記号も
赤まるで囲ったここに書いてあったら
次に指示が出るまでずーっと効力を発揮します。
これを調号といいます。
つぎは
頭には書かれていなかったけど途中で出てきた#や♭のお話。
こちらはその部屋の中だけ効力を発揮します。
これを臨時記号といいます。
♮(ナチュラル)という記号は
その部屋の中だけ効力を持っています。
なので♮がでてきたら
♮がついた音符より後ろに書かれている同じ音に対して
調号も臨時記号も効力がなくなります!
■テンポ(曲の速さ)の話
これで初期設定の項目は最後!
これは曲の速さを表しています
この数字をメトロノームという道具で設定して練習すると
本番の速さで曲を練習することができます。
上の楽譜を解説すると
1分間に4分音符が120回打てる速さで演奏してねと書かれています。
ちなみに、1分間に4分音符60回打てる速さが時計の秒針の速さです。
なので、数字が大きいほど速さは早くなります!
数字の前についている音符の絵が違うときもあるので
注意して読みましょう!
■まとめ
楽譜の頭に書かれていること
そんに難しくなかったでしょ?
でも、ここをちゃんと確認しておかないと
あれ?ってことになるので楽譜をもらったら最初に確認してくださいね◎
(こんな記事を少し前に書いた気がするな~(笑))
次回(7月28日更新予定)は
これで楽譜はマスター!
繰り返しとか、漫画でいうところのコマの読む順番
みたいなことをお話しします。
イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)