留学後4ヶ月で14kg太った白豚がダイエットに成功した話② 〜ショックな出来事〜
前回のnote
では、
高卒でカナダに渡った私が
4ヶ月で14kgも太ってしまった話をした。
もうどうすればよいのかと自己嫌悪に陥っていた時。
ダイエットを決意することになったある事件が起きた。
それは
バンクーバーの道を歩いていた時
の出来事。
当時の恋人(中東系)君と歩いていた時に
向かい側の歩道にいたアラブ系の母と子供の集団が
やけにこちらをジロジロ見てくるのだ。
これは初めて。
そしてなんと
皆がこちらに寄ってきて、
A君にアラビア語で話かけてきた。
A君とアラブ女性の数人は笑いながら何かを話している。
アラビア語のわからない私は
ただただ話していた内容が気になる。
直後に、どんなことを話していたかきいても
「まぁくだらないことさ〜」
と流された。
だが、当時の特に自分の容姿に自信が持てない自分は
彼らの様子に何かが引っかかり
どうしても気になって仕方なかった。
そして1ヶ月後、
改めてきいてみたのだ。
「ねぇ、道端でアラブ人の女性と話していた時、
いったいどんな事を話していたの?」
少しの沈黙の後、
彼はやっと切り出してくれた。
なんと、近寄ってきたアラブ人女性数名には
こんなことを言われていたようだ。
彼は、更なるトラブルや攻撃を避けるため
相手を攻撃せず受け流していたという。
きいた直後は
何も反論しなかった彼に対してもショックを受けたが
後になってはそれで良かったのかもと思えた。
散々言われていたようなので、それ以上は勘弁だからだ。
アラブ人の女性に言われた内容では
色々な観点でショックを受けた
まとめると主に2つある。
1つ目は
アラブ系の人によるアジア人への偏見。
裕福なアラブ諸国の人は、
主にバングラディッシュなどの南アジアからのメイドが
家にいることが多いのもあり
全体的にアジア人を見下している傾向がある。
(ちなみにあなた達も一応アジア人ですからね、、という話なのだが)
もちろん全員ではないが、
カナダの生活では、他のシチュエーションでも
痛いほどそれを感じた。
まぁいい、仕方ない。
きっと彼らはそう育ってきてしまったのだ。
哀れにすら思えた。
だがどうしても許せなく
何よりも不愉快に感じたことは2つ目。
それは
アジア人はブスだと決めつけて
アジア人という括りで攻撃をしてきたこと。
正直、私個人が容姿で悪口を言われるのは
自業自得なので 文句はない。
だって、食べすぎてデブスになったのは
全て自分のせいなのだから。
見た目が良くなかったことは
痛いほど承知している。
↑太っても胸だけは大きくならず、虚しくも寸胴体型になる一方。
身体のラインにメリハリが欲しく、鬼盛りプッシュアップブラを着用し、胸を盛りまくるも、
結局お腹の方が出ちゃっている写真。
本題に戻ろう。
こんな当時デブスの私が一番気になったのは
アジア人なんだからブス
デブスのアジア人
と、アジア人を一括にして
容姿の悪口を言われた点だ。
バンクーバーに行くまでは、
正直、自分のことを日本人だとしか認識しておらず
アジア人でもあるという認識は正直薄かった。
だが、この出来事をきっかけに
アジア人という看板も背負っている
という事実を痛感した。
悔しいっ!
悔しいっ!
悔しいーーーっ!!!
だが鏡をみても、当時の自分は
アラブ人の彼女らが言う通りのデブスに変わりない。
・目が細く、パンパンに膨れた顔
・腹回りの贅肉
・歩く度こすれるうち太もも
「自分、このままではだめじゃないか。」
改めて自分の姿を見ると、とても憎く感じた。
そして何よりも
自分の容姿のせいで、
アジア人と日本人が馬鹿にされてしまった事実に
自分は許せなかった。
とても失礼なことをした。
そして同時にこんな思いもこみ上げる。
アジア人として、日本人として彼らを
見返したい
更に、私が痩せて綺麗になった世界を想像してみた。
「痩せて絶対に綺麗になってやる!」
「アジア人は美しいと言わせてやる!」
「世界のアジア人へのイメージを変えられるくらいの美しい容姿になる!」
幼い頃、思い描いていた
何だか良い匂いがする
気さくで明るくて
社交的で英語がペラペラの美人のお姉さん
になりたい。
絶対になる。
とんでもないエネルギーが
どこかから湧き、爆発した。
そうなった途端自分はすでに動き始めた。
③へ続く