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いろんな色彩に満ちた世界 - 『PERFECT DAYS』
東京のトイレの清掃員として働く1人の男性の日常。
映画の説明を読んで、私は彼に興味を持ち、彼の見ている世界を知りたいと思った。
平山さんの見ている世界は美しかった。彼は無口で、人と積極的に関わろうとはしていないように見える。それでも、世界と関わる中で彼の心はいろんな色彩に満ちて、揺れ動き、たくさんの物を捉えて、受け取っている。彼の心はいろんな色で満ちていて、とても豊かだ。
彼の世界が心から美し
毎日を記そうと決めた日の記録
日記を毎日書くことにする。
毎日が消えていかないように、心身の状態にしっかり目を向けて毎日を生きていけるように。
今は疲れているから、この日記が私にとってどんな意味を持つのか、どうして書き始めることにしたのか、たくさんの背景があるから言葉にはできない。また言葉が浮かんできた日に書こうと思う。書き続ける中でそんな発見をしていけたらいい。こうやって日常の記録をすることは全然慣れていなくて、人生でほぼ初
あなたに届きますように
彼のことをいつかちゃんと思い出して、ちゃんと書きたいと思う。
なんでこんな風に思い出すのだろう。
私たちは特別なことは何もしていない。
彼のことを思い出す時に、思い出すのは風景や情景ではなくて、その時私が感じていた気持ちと安心感、一緒に過ごした図書館、カフェ。
ただ、図書館で、カフェで、一緒に過ごしただけなのに。
彼と過ごした時間は私にとって本当に特別だった。
彼が「一緒にいること」「
Purple feeling -『地上で僕らはつかの間きらめく』
彼の小説の中に入っていくと、そこはなぜだか1番しっくりくる場所だ。
過去に書いた日記を読んでいて、こんな一節が目に飛び込んできた。
オーシャン・ヴオンの「地上で僕らはつかの間きらめく」という本を読んでいた頃の話。
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幼い僕を連れ、母は祖母と共に太平洋を渡った。戦争に人生を狂わされた祖母と、新天地アメリカでの生活に翻弄される母。二人の苦難は少年の僕