かつて立っていた場所
3時間しか寝ていない。寒すぎて、ずっと布団で寝ていたいと思う。重すぎる身体になんとか力を入れて起き上がり、準備をする。全然寝れていないから、頭は冴えているけれど、ぼーっとしている。
準備を済ませて自転車を漕ぐ。前に進まないし寒いし人は多いしで、ちょっと泣きたくなる。バス停に着き、バスに乗り込む。運転手さんがすごく丁寧に言葉を紡ぐ人だなと思った。ほっとした気持ちが広がりながら、これが本心でありますようにと願う。ある時から、働く人が何を思っているのだろうとすごく考えるようになった