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浪絆(なみきずな)

浪絆(なみきずな)


意味

海に生きる人々やその家族が助け合う絆を表す言葉。互いに支え合いながら困難や喜びを共有する関係性。


使用例
浪絆があったからこそ、漁師たちは厳しい冬の不漁期も乗り越えることができた。
・親方と漁師たちの間には深い浪絆があり、互いの生活を支える基盤となっていた。

類義語
・潮結び
・海縁

舟縁

エピソード
漁師の家は、大漁の時にはたくさんお金が入るけれど、不漁が続くと子どもを病院に連れて行くこともできないほど貧しくなることもあった。また、漁師には「宵越しの銭を持たない」という気質があり、その日稼いだお金をその日のうちに使い切るのが普通だった。
なので、何か困ったことがあると、漁師たちは親方を頼り、親方がすべての面倒を見てくれていたそう。子どもが病気になった時も、医療費を親方が負担してくれていた。(青森県 鰺ヶ沢町 昭和 3 年生まれ 男性)

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