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灰汁磨き(あくみがき)

灰汁磨き(あくみがき)


意味

灰汁(木灰を水で溶いて得たアルカリ性の液体)を利用して清掃や汚れ落としを行う所作。鍋や食器、床などの汚れを取り除くため、自然素材を用いた昔ながらの知恵や工夫を表す。


使用例
祖母は鍋の汚れを灰汁磨きでピカピカにしていた。
・魚の脂がこびりついた鍋も灰汁磨きで簡単にきれいになる。

類義語
・自然掃き

暮らし磨き

エピソード
洗剤やタワシが無い昔の家庭では、灰汁は簡単に手に入る清掃素材だった。脂汚れや頑固な鍋の焦げ付きには欠かせないものとして、藁を丸めた手製のたわしと灰汁を使い、洗っていた。特に魚料理に使った調理器具などによく使われていた。
身近なものを最大限に活用する知恵や工夫が生活を支えていた。

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