サマソニ!オリビア•ディーン最高すぎないか⁉︎⁉︎
大本命のTylaを前にどこかでのんびり休憩をしようと、食事をしつつフラフラとメッセの中を歩いていた。そんなときに、sonicステージから響く美しい歌声に思わず足を止めてしまったのだ。
今回のサーマーソニックは初めての来日パフォーマンスで、8月20日のサーマーソニックEXTRAとしての単独公演も完売させている。日本でも徐々にファンを増やしていて、今後大注目のアーティストだ。
(単独行きたかったけどギリギリまで悩んでたらチケット取れなかった、、)
16歳からゴスペル合唱団で歌い、名門BRIT Schoolに入学、着実に経験を積み上げた実力派のシンガーである。しかも私とひとつしか年齢が変わらないらしい。
本当にびっくりするくらい歌が上手い。ネオソウルの柔らかく豊かなリズムと、パワフルな歌声が隣の飲食ブースにまで聞こえていた。サマソニでステージを見ていた人たちも、私と同じように曲をあまり知らないけれど歌声に惹かれてきた人が多かったのではないかと思う。
最高にチルなセトリ
サマソニで披露した10曲のセットリストがこちら。
私は一曲目の途中から聴き始めたから仕方がないんだけど、「OK Love You Bye」は初めから聴きたかったなーと思っている。この少しポップな曲から始まって「Danger」まで繋がる感じが良い。広い高原のような映像が流れる背景を前に黄色いドレスを着てマイクを持ち踊る姿がとても神秘的で、一気に引き込まれる。
ゆったりとした音色の曲を聴いているとすぐに飽きてしまうけれど、これは5時間でも6時間でも聴いていられる気がする。灼熱のマリンステージから、へとへとになって戻ってきた体に染み渡るステージだった。
横でぴょんぴょん跳ねながら、「私めっちゃ好きかもしれない」と話していたお姉さんたち。ほんとそれな!って感じ。1人で参戦しているとこういう感情を共有できる人が居ないんだよなぁ。
とにかく曲を聴いてみて!
オリビア•ディーンといえばこの曲!っていう人も多いはず。(新規ファンすぎるので違うかもしれない)
Timeは忙しい時間の中で自分自身のバランスを取ろうとする、一人の女性としてのオリヴィアディーンの姿がそのまま反映された曲。サマソニでは、結構アップテンポの曲が選ばれていたのか。中盤のTimeまで最初の勢いのまま熱量のある楽曲が続いて、「Messy」で少し落ち着いたけど、徐々にテンションが上がっていく曲だからそのまま「Time」に繋がったセトリはすごく良かった。
あまりにも上質な音色で気が付かなかったのだが、収録されているのはワンテイクで録音したライブ音源らしい。ステージで聴いた感動がそのまま聴ける感じが良い。
そして、今回は披露はしていなかったものの個人的にお気に入りなのが『UFO』という曲。
この曲はスタートの歌詞から好き。普段聴くテンポの速い曲と比べて歌詞が少ないから、詩的で語り切らないところが新鮮に感じる。
基本的に私は恋愛ソングに全く共感できないタイプで、歌詞は知らない方が幸せだと思っている。世間で人気のある曲の8割(体感)が恋愛ソングである現状にため息をつきたく毎日で。間違いなくオリヴィア・ディーンもそのうちの一人ではあるけど。
じゃあなんで好きなの?ってなるかもしれないが、それは多分この歌詞がわからないようで少しわかってしまうから。なんというか「まあ、わからなくはない」みたいな。すごく内省的な歌詞で体の中のどこかに引っ掛かる感覚がある。好きな曲の好きな理由を説明するってすごく難しい。
他にも素敵な曲ばかりでこれから間違いなく人気が出るシンガーなので要チェックしておこう。単独公演に行かなかったのは後悔しかないからまた来日公演してほしいー。
毎度知らないアーティストとの素敵な出会いがあるサマソニ。今年もすごく楽しかった。万博公園も楽しそうだったし来年は大阪会場に行ってみるのもいいもしれない。