1歳1ヶ月(生まれてから421日目)
昨日は投稿を休んでしまった。
保育園の先生からの連絡帳の言葉に棘を感じて、ムカムカしてしまったので、デンくんと一緒にお風呂に入って体をポカポカにして、21時過ぎにはお布団に入ったのだ。
早めに寝る、以外にムカムカから逃れられる方法を思いつかなかった。
ポカポカの体で気持ちよく寝付けたのだが、午前3時に悪夢を見て目が覚めた。
今私はデンくんと一つの布団で寝ていて、ダブルサイズなので余裕はあるはずなのだが、どうにも狭いのだ。
身体がカチカチになって、うまく眠れない。
それでも1時間くらいでまたウトウトとしてきて、朝はいつも通り8時ごろにやっと起床できた。
ちなみに目覚まし時計は6時半頃から断続的に鳴り続けている。
もう眠ることに疲れ過ぎていて、毎朝起きられないのだ。
これを書いていて思ったが、本気で寝床を改革しなくては、生活が崩れていく気がする。
それでも保育園へはギリギリ間に合う。
起床した瞬間からノンストップで動き続ける。
デンくんは今、私の姿が見えなくなると泣いてしまう。私が移動すればどこへでも着いてくる。
とりあえずデンくんの食事の準備の間だけはキッチンに入ってこられないようにベビーゲートを閉める。
デンくんがひとりでリビングで過ごす間、Eテレを見ててもらうことを昨日から思いついて、これまであまり見せてこなかったEテレを付けた。
ワンワンが出てきた。
一応、「ほら、ワンワンだよー」と声を掛ける。
多分、昨日も同じような声掛けをした気がするので、デンくんは2日連続でワンワンを見ていた。
そうしたら突然、
「わんわん!」と言った。
え!明らかに「わんわん」って言ったぞ??
でもそんな…昨日の今日で言えるようになる??聞き間違いかも??
と、迷っていたら、また、
「わんわん!」と言った!
言ったー!今度こそ言ったー!
と、心の中で叫びながら急いで朝食を作った。
そういえば昨日の夜も、保育園から帰宅後にテレビに映った何かを見て「わんわん」と言ったような気がしたが、気のせいだと思ってスルーしてしまったのだった。
(ありがとう、のお辞儀の時と同じくパターン。私はなんでも初回は気のせいかな?と、スルーしてしまうらしい。)
今までも一応、「ママ」だけは言えていたのだが、ただ「まんまんまんまん」と喃語を発していた時期から徐々に「ママ」へ変化したので、最初の言葉としてカウントしていいものか、なんとなく迷いが残っていた。
「わんわん」はママの次にちゃんとした言葉っぽかったし、そうなってくるとやっぱりママも偶然じゃなくて意味を持って使っていたような気がして、嬉しい気持ちになった。
保育園のお迎えで、昨夜、連絡帳で私をムカムカさせた担任の若い先生が話しかけてきた。
この若い先生は、昨年の冬に入園が決まって初めて面談のために保育園に行った時に、真っ先に近づいてきてデンくんを抱っこして、「かわいい〜!軽い〜!」と、歓迎してくれた人で、春に担任になってからも、とても熱心で的確に子どもを見てくれる、いい先生だ。
これまで先生に不満や不快な思いをしたことが1度もなかったから、初めてマイナスな気持ちが芽生えたことがちょっとショックだった。
連絡帳に先生が書いたことは清々しいほど正論というか、至極まともで、子どもを保育するプロからしたら当たり前のことなのだと思う。
それを読んで私がムカムカしてしまったのは、全て私の至らなさのせいというか、母親としてちゃんとしてない、と言われたように感じたからだった。なので、あちらから話しかけられたときは内心ちょっとモヤモヤしたままだった。
話しかけてきた要件が済んでから、先生は、今日のデンくんの様子を伝えてくれた。
いつもの通り細かく見てくれていて、改めて感心するのと同時に、勝手にムカムカして落ち込んでいて先生に悪かったな、という気がしてくる。
気が緩んできた私がポロリと、
「今朝、わんわん、って言ったんですよ」
と言うと、
「…え!!!
実は今日お散歩の時、わんわんの置物を見て、わんわん!って言ってたんですよ!!!
だけど私、聞き間違いかと思って!!!もう一回言って、って言っても言ってくれなかったから…。
けどそっかぁ!朝お家でも言ってたんなら、あれはやっぱりわんわんだったんですね!」
と興奮気味に、目を見開いてうれしそうに、感動したように話をしてくれた。
あぁ、この先生は私と一緒じゃないか、最初の一回は聞き間違いかな??とスルーしてしまうし、本当に言ってるって分かるととても嬉しいよね。
保育のプロの保育士さんでも、私のような新米ママでも、同じようなことで自信を持てなかったり、感動したりするんだ。
昨日の連絡帳のたった一行で、卑屈な気持ちになったことをバカバカしく思った。
「私も聞き間違いかもと思って最初の一回はスルーしちゃったんです。
けど、先生と私が聞いたなら、間違いなくわんわんって言ってますね。」
と笑い合ってから別れた。
初めてのデンくんの「わんわん」は、担任の先生へのほろ苦い思いの雪解けと共に。
ちなみに帰宅後、テレビに映る猫にもカピバラにも「わんわん!」と言い、絵本の動物たちを指差して「わんわん!」と言っている。
デンくんにとっては全部「わんわん!」
これも今だけなんだろう。
そのうちにゃんにゃんとか、言葉がどんどん増えていくのだろう。
期間限定のデンくんのかわいさを、今日も噛み締めている。