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双極性障害の私が司法試験に合格する話(32)感情のない感覚が心地よくて。

勉強モードが帰ってきた。

4:30にパッと目が覚めて、シャワー浴びて、着替えて、勉強机にかけて、講義を聞く。感情が伴わないルーティン。

感情が伴わないという感覚が私にとっては快感で、とても珍しいこと。本当はこれを普段もキープしたいけれど、薬を飲んでいてもどうも無理。

嬉しい事があると必ず同じだけ落ち込むし、楽しい事があると必ず同じだけつまらないことがある。当たり前のことだけど、そういう感情の振れ幅に体力を奪われるから、嬉しくても悲しくても楽しくてもつまらなくてもとても疲れる。

落ち着いて勉強ができると疲れない。貴重な時間。きっと、スムーズに合格する人はこれが当たり前にできるんだろうけど。そんな人たちと自分を比べてもどうしようもない。私のやり方を見つける。ないなら作る。無理だとか難しいという人の声は今は聞かない。

セミが鳴いているけれど。感情とかあるんだろうか。私もあんな風に7日間ただただ鳴いてコロッと死ねたら、と思ったりもするけど。

人(セミ)と比べても、どうしようもないので。やる。やるしかない。

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