双極性障害の私が司法試験に合格する話（172）

ここのところ「私にはどうせ無理だ」という考えが頭の中をループしてる。多分それは前からで、ただ、そう思わないように自分の頭の中のそういう気持ちにフタをしてた。
　
それがなんかの拍子に、フタがなくなっちゃったみたいで。「私には無理だ」「バカなの認めなさい」「やっても無駄」その想いの繰り返しで全く手も動かない頭も動かない。ただこの悪魔の囁きが全身を巡って傷ついてた。
　
いわゆる潜在意識が顕在化した？みたいなことなんだろうけど。どちらにせよ、自分でもわかってた。どこかで、「私には無理だ」という気持ちがあることは認識しながら勉強してきた。
　
今、もう出るだけ出て行け〜！と思って悪魔の囁きを放出してる。下手に勉強をすると、余計に苦しくなる。全く勉強の手を止めて。何もしない。ただ、心に浮かんだ感情をメモしたり、頭の中を整理したりしてる。
　
勉強道具はカバンにパンパンに詰め込んできているけれど、結局、今日も触らないで終わりそう。　
　
それでも、100%全く無理だと思っていた頃に比べると、「できる」と思える私もいるのは確か。その私は、揺らがない。そこはガッチリしてる。「できる」と思ってる気持ちをもっと増やすために、今の揺らぎは耐えなければ。
　
何が正解なのかわからない。こんなの、合格者に言われせば勉強しない言い訳かもしれない。でもいい。私は私のやり方で必ず合格する。今は、心と身体の調子を整えるのが優先。もう短答式試験まで1ヶ月もないけれど。それでも、心と身体が大事。
　
最悪、当日、試験会場に行けたらそれで上出来だから。
　
いつになったら、負のループから抜け出せるのか。わからないけど。今はただ、じっと待つ。それだけをしてる。毎日毎日、朝起きて、ランニングして、勉強机に座って待つ。自習室に行って待つ。アホらしいけど、待つ。無理に勉強しない。
　
必ず戻ってくる。勉強を楽しめてる私が戻ってくるのを待つ。