双極性障害の私が司法試験に合格する話(359)見てて。
人に見られているから、やる。
私は良くも悪くもそういう人間だ。
自分の内面をこんなにさらけ出すのも、誰かが見てくれているからできるんです。
誰も見てくれないのなら、私は私に向き合うことなんてせず、ずっと自宅に引きこもり、眠っているんだろう。
私のこの足掻きを、ただ、なんとなく、ボーッと見ているだけかもしれない。ただ、流れてきたから、見えちゃっただけ。それでいいんです。私だって、何かを届けたくてやってるわけじゃない。というか、こんな姿を見せるなんて、カッコ悪いに決まってる。そんなものを見せるなんて、失礼なことなのかもしれないとも思う。
だけど、私が次へ行くために、必要な通り道。ここを歩かないと向こう岸に行けない。そんな気がするから。誰か、そこのあなたの視線を、無意識をお借りしているんです。勝手にね。
だから、ありがとう。本当に。
一人では、私は何にもできないことに、いまさら、気づく。
もしここが無人島で、ネットも何もない場所で、ひとりぼっちだったら、私は、何もできぬまま、多分、獣に食われて死んでいる。
でも誰かが、現実にいるか、一人でもネットを介して見てくれている人がいるなら、なんとしてでも、なんか、しなきゃと、動き回る。
そういう意味では、私は、人に見られる仕事、「女優」という仕事は、合っているというか、そうでなければ、死んでしまうくらいの生き物なのかもしれないと思います。
司法試験の勉強だって、かっこいい女優になるための私なりの手段。双極性障害だって味方につける。
少し、なんか、一つ、また進んだ気がした。