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双極性障害の私が司法試験に合格する話(46)薬を飲み忘れると。

ねむい。だるい。何もやる気が起きない。早く家に帰って布団に倒れ込みたい。

昨日まで調子良かったのにどうしたんだ、、、と思っていたら、そういえば朝薬飲まなかった!

指の先までダルくて重たいこの症状が、薬でコントロールされて、元気になるんだから、本当にすごいです。薬開発した人、尊敬します、本当にありがとう。

薬を飲み忘れたこんな日でないと、ありのままの自分の状態を実感することなく、テングになってしまうので。今日のこのしんどさ、たまには感じないとね。

薬で、快調の状態を知ってしまったからには、もう元には戻れないけれど。薬を飲まずにいたこれまでの自分、誰にも言わずひとりで、なかなかよくやっていたなと思う。

でも。指の先までダルくて動かすのがしんどいし頭の中も全く停止して何も考えられなくて、これを個性と思って付き合うのは、かなり難しい気がしてしまう。

かろうじてこの日記を打つことはできるけど、いつもよりは、明らかにペースが落ちる。

今日みたいな日に考えてもどうしようもないんだけど。

人より劣ることこそを個性と捉えて自分らしく!なんてよく言うけれど、そんなのきれいごとで、本当に、なにもできないってことは存在するし、それをポジティブに変換することがどれだけ難しいかってこと。それができる一握りの人がこの社会を強く生きていけるわけで、それができない人は取り残されていく。

死んだ方がマシじゃん?と思ってしまう事もあるけど、それを「死んじゃダメだよ」とか言われてしまうのはもっと地獄。だから私は、死にたいという人に、死んじゃダメが言えないし。でも、なんと言ってあげたらいいかもわからないからずっとそればかり考えているわけです。

とにかく今日みたいな日は考えてもダメなので、時間が経つのを待って帰ったら布団にダイブします。

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