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双極性障害の私が司法試験に合格する話(53)小学3年生の算数からやり直す。
本当に恥ずかしいんだけど、九九が六の段までしかできない。
お陰で数学も考え方はいつもあってても、実際の計算が間違ってるからいつも赤点だった。でも大学に行くわけでもなし、高校卒業しちゃったら、計算なんか計算機がしてくれるんだから、困った事なかった。
だけど。
今、司法試験の勉強の中で、大きいお金の計算をはじめ、距離や重さや広さの単位、割合などなど。九九ができない事で躓いてきた小学3年生程度の算数の知識がスッポリ抜け落ちていることが致命的な弱点であることを痛感。数字が出るだけで、嫌悪を感じるのは本当に良くない。なんとかしなきゃ。
恐る恐る、算数のドリルやテキストを手に入れてきた。
大きい数の足し算引き算から始める。ビックリしたのは、大きい数の引き算の難しさ!!!!筆算のやり方さえ忘れていた、そんな自分にもビックリ。だけど、小学3年生にわかる説明が丁寧にひらがなでしてあるので、難なくクリア。スラスラ解けるようになるととても楽しくて、数字への苦手意識が消えていく。
司法試験の勉強のウォーミングアップにいいかもしれない。簡単な算数を解いて頭をほぐすのは、これからもアリだと思った。
...道のりは遠い。
遠いことがわかったという、一歩をまた踏む。
遠いことさえわからない道のりは嫌だけど、遠いことがわかる道のりは、まだマシだ。
来年の5月は予備試験の短答式試験、論文式試験も合格する!
ゴールは辿り着く日も見えてる。そこに歩数を合わせられるかが私の勝負。がんばろう。