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双極性障害の私が司法試験に合格する話(106)音楽と脳内清掃の契約を結ぶ。
音楽の正しい効果を初めて実感したかもしれない。
音楽をどう使おうがどう感じようが、それは人それぞれなんだけれど。私の中で、今朝初めて、「音楽ってすばらしいな」って思えた。
ここのところ、仕事以外の時間は(仕事中もか)ずっと勉強ばかりしていて、頭の中はずっと司法試験のことがぐるぐる。講義を聴くのに使っていた有線のイヤホンを新調し、ワイヤレスのにした。あまりに快適な者だから、移動中もそれを使って講義を聴いていたら、携帯が通信制限にかかってしまった・・・。それでなんとなく、通信制限に関係ない音楽のアプリを起動してずいぶん前にハマっていたサザンオールスターズを流した。そうしたら・・・もう・・・頭の中から、司法試験のことが消え去り、体中がサザン色になった!これは、数年前にコンサートに行った時を超える感動。ライブよりイヤホンがいいっておかしな話なんだけど。あの時の感動をはるかに超えるエネルギーをもらった。
それで勉強への集中が途切れるかと言ったらそれは違う。例えるなら、モノがあふれた部屋の荷物を一旦外に出して、掃除をして、荷物は整理整頓をして戻す、そんな感じ。頭の中が、スッキリした。
音楽の癒やし、ってこういうことなのか、と、心から思った。何で今、そんな風に思えたのか考えてみた。一言で言うと、
「私史上、今一番頑張ってるから」
じゃないかと思う。今まではどんな気持ちで音楽聴いてたかなって思うと、なんか創作の参考になりそうな歌詞がないかな、とか、舞台や映画のBGMで使えないかな、とか、流行ってるから、とか、ただかっこいいから、とか。そんな理由。
今はそんな目的もなく、ただ音楽の世界に入り込んで、(空想の中で)踊りまくって、歌いまくって、脳内清掃してる。勉強に没頭することが、まさか音楽の良さをこんなに深く味わえることにつながるなんて思わなかった。
私は、休むのが下手。だらけるのはよくする。客観的にはだらけてるように見えても、実際は頭の中で焦りまくっていて、何をしたらいいか分からず、頭ばかり動いてどこから手をつけていいか分からなくなり、だらけるしかない、という感じ。それが悪化していわゆる状態にウツ突入してしまう。またはソウ状態もしかり。私のやるべきことが見えなくなり、自分を失って、やらなくていいことに手を出して暴れてしまう。
それが音楽によってそれが緩和されそうな気がする。こまめに音楽を聴いて、こまめに脳内の清掃をしようと思う。音楽はあまり知らないけど、サザンか、竹内まりやか、高橋真梨子か、南こうせつか(一応私31歳。笑)選択肢はそんな感じで。次は何を聞こうか楽しみになってる。
掃除するから、汚せる。掃除し甲斐を作るために、汚す、つまりは勉強する。今日も、スーパーがんばる。