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双極性障害の私が司法試験に合格する話(189)台風が近づく。

やっぱり、今朝も、布団から出るのが辛かった。

だけど、外は天気がいいし、ひとまず、頑張って、カーテンを開けに行き、そのまま、太陽の陽を浴びて、横になりなった。

判例百選を朝読むと目が覚めるという謎の効果のため、毎朝、判例百選を読むことを新しいルーティンに組み込んでいる。今朝も、枕元に置いていた判例百選を読む。憲法「女子若年定年制事件」の判例。男性の定年は55歳なのに女性は50歳っておかしいやろ!憲法14条法の下の平等に反してるやろ!っていう判例。1回読むだけでは理解が追いつかなくても、2回3回と読めば、深い理解はしなくても、文章に慣れるのでなれてしまえば、体の一部になってくれるのでいつかしっかり理解できるようになる。 

深い理解がなかなかできない=勉強がうまくできない、みたいな思考に勉強を始めた頃は陥っていたけれど、薄く浅くやることが大事と何度もアドバイスを受け、最近やっと、その薄く浅くをやれるようになってきた。それに、薄く浅くだと、広範囲の勉強を不可なくやれるので利点しかない。勉強に対してのハードルも低くなったので、毎日、気合いとか入れなくても、ルーティンでやれるようになってきた。

まだまだ勉強はしんどいけど、わかった時の快感は半端ない。その快感は何よりのご褒美。気分転換に別のことをしたって、勉強していないことへのストレスにしかならないし、美味しいもの食べたって頭の中は、法律のことばかりで味はわからない。多分この苦しみは、合格するまで、消えない呪いみたいなものだから、とにかくできる限りの最短距離で合格するしか、ないのだと毎日思う。 

そうは言っても、身体が動かない日は仕方ない。台風が来てるらしい。自然に抗うことなく。今日、やれるところまでやって、ダメなら布団に帰ろう。
 
なんとかドトールでバームクーヘンを食べ、薬を飲んで、自習室に来た。今日もやれる限りやろう。
 
「勉強したぶんは、なくならない。」
 
元気のない私に友人がかけてくれた言葉。心強い。ただやるのみ。前に進めるのみ。
 
今日もがんばろう。

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