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双極性障害の私が司法試験に合格する話(48)わかってくれなくてもいいけど。
日常が始まった。仕事をしてる方が楽。
新しいG-SHOCKをお供に、気持ちよく起きて、勉強2時間して、朝ごはん食べて、うんこして、出社。
元気に仕事。デスクワークは嫌いだけど仕事内容は好き。意味なくベランダに行ってみたり、会社出入りしてみたりが許される職場なので。ありがたい。(本当に許されているのかは謎。)
少し前に友達に、双極性障害の話をした。励ましてくれようとしたのかもしれない。だけどなんとなく嫌な気持ちになった。
「みんな誰しも浮き沈みはあるから、気にしない事だよ!私だってそういう時あるし。」だって。
悪意がない事はわかる。わかるんだけど、なんかなんか、嫌な気持ち。この苦しさ、わかる?本当にわかる?本当にわかるなら、多分、「気にしない事だよ」なんて言葉出てこないと思うな。こんなにしんどいのにどうやって気にしないでいられるんだろう。
だけど少なくとも、何か苦しみを抱えていて私は良かったと思う。人の痛みとか苦しみとか、私のは程度が低いかもしれないけど。だけど少なくとも、どうしようもない苦しみの中にいる時の気持ちはわかる。
あんまり、こういう話を友達にできるほど、私はまだ、双極性障害と仲良くなっていない。LGBTの話でさえ、まだ怖いのに。ちょっと早まったかな。
ここのところは調子いいけど、「鬱がこないかな?」「躁がこないかな?」とビクビクしながら自分の様子伺ってる。
でもおかげであまり人目が気にならなくなったという点ではいい事なのかもしれない。自分のことで必死で、他人のことなんて考えていられない。私は大したことできないんだから、せめて、今日一日生きれたことを讃えてあげなきゃ!と思うようにしている。
でも生きる事は讃える事なのかな?生きてる事は残酷な事だとも思ってしまうけれど。この世に大好きな仲間が生きてる限り、私はまだこの世界にいたいのだから、讃えてもいいかな。
さて。帰って、今日も勉強がんばろう。