双極性障害の私が司法試験に合格する話(184)鬱の時は手を動かす勉強をする。
調子良くなったかなと思って、自習室に来たけれと。まだ小さめの熊が背中にいらっしゃる感じ。本調子ではない。身体が重い。0.7倍くらいの速度で行動中。一休みに書いてみる。
しんどいとはいえ、かろうじて、手を動かすことはできるようなので。頭を使う勉強は避けて、ひたすら、模範答案を写し書きしている。
この勉強法は、多分、効率的ではない。でも、私はこの勉強方法、結構好きなのでしんどい時はこれをする。頭で考えることなく、ひたすら、手を動かす。でも、人間なので、手を動かせば、頭がついてくる。能動的ではないにしても、多少は脳が反応する。これをやると、自分が自信持って書ける部分と、まだ、怪しい部分、全く理解していない部分が、はっきりとわかる。そこがいい。
あとは、いいところといえば、手の書くための筋肉がつくことくらいかな。どんなに答案構成ができても、用紙に全て書き切らないと点にならないのがこの試験の残酷なところ。手が痛くて書き切れませんでした!なんてことになったら最悪なので。頭が使えない時こそ、身体を鍛えるということ。身体を鍛えてたら、どんどん意欲が湧いてきて、身体が軽くなるかな...
...そんなんで軽くなるなら、鬱じゃないです。鬱はそんな甘いもんじゃない。ですが。それでも、やらないと。
難関大学に受かってきた猛者たちが闘うこの試験に、高卒で勉強嫌いで双極性障害の私が挑むなんて、そう簡単な道があるはずない。毎日、地獄みたいだけど、だんだんこの地獄にも慣れてきて、心地よささえ感じるようになってきた。勉強も力がついているのが目に見えるから楽しいし。
さて、がんばる。