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双極性障害の私が司法試験に合格する話(111)こだわること、わがままになること。
本気になることは、わがままになることだと、何となく思う。
とにかくちょっとしたことで、気が散り、集中力を欠く私の性格について、ずっと、その性格を直さねばと思ってた。
性格が治るに越したことはないけれど、こと勉強においては、そうじゃないということに気がついた。
気が散る要因を無くせばいい、気分が滅入る要因を無くせばいい。ただそれだけ。
それに気づいてから、環境をガラッと改善させた。
適当なペンを使っていたのを全て、ジェットストリームの0.38mmに買い替えた。いろいろ試すために、どっさり、あるだけのペン、しかも、太さもそれぞれいろいろを買って、数日使った結果、選ばれたジェットストリーム。ペンだけにこんなにお金使ったの初めて。
適当な蛍光ペンを全て、パイロットのフリクションに替え、どっかのおまけでもらった修正テープや消しゴムは、MONOのものに換えて、筆箱は、中学生の頃から使っていたツタンカーメンの缶のペン入れから、東大生も使うらしい立てるタイプのものにして、いいルーズリーフを買った。
デスクの電気スタンドは、ニトリの2000円のものから、Panasonicの15000円くらいするやつにして(調光できるから頭痛がなくなったし !!!)、SHARPのプラズマクラスターの加湿器を導入し、勉強する時用の頭良さそうに見える黒縁メガネ(近くが見えればいいので度数をかなり下げて、あえて遠くが見えないようにしての気が散らない作戦)を買った。
昼ごはんは、職場で1時間の休憩を有効に使うため、5分でカロリーメイトを食べ、25分朝聞いた講義の復習をし、20分昼寝をし、残り10分でマウスウォッシュをして午後の仕事に備える。
そんな感じで、こだわってわがままにやってる。別に、電気スタンドとか、筆箱とか、ペンとか、今まで使ってたものでよかったのかもしれないけれど。こだわって選んだものは、やっぱりいい。自分が本気でいい!って思ったものに囲まれるとストレスがなくなる、むしろ、背中を押してくれる。頑張らなくても体が勝手に動く。
他にも下着とか靴下とか布団とかもとにかく納得いくものに買い替えた。
ほとんど貯金なくなった。でも、その代わり、体内にエネルギーが補充された。
充実感半端ない。毎日の疲労感はすごいけど、心は満たされてる。躁の状態とは全然違う気持ちよさ。乗ってるいいかんじ。