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双極性障害の私が司法試験に合格する話(82)空腹でいるのが好き、満腹が嫌い。
お腹いっぱいになった状態が好きじゃない。
2年前のクリスマスに、ミシュランの星の店に豪華ディナー食べに行った時の、満腹状態で出てきた、チョコレートケーキの不味さは忘れられない。
空腹状態は好きだ。この時は何を食べてもめちゃくちゃ美味しいし、感動さえする。
何を食べるか、より、誰と食べるか。
ということを重視してきた。
だけど、それ以上に、
「いつ食べるか」が私にとっては、重要だと気づく。
この前、職場の隣の女子が、ロールケーキを買ってきてくれた。私は甘いものあまり好きじゃない。とは言い出せず。でもその日は仕事が超忙しくて、ヘロヘロになって気づいたらすごくお腹空いてた。帰る前になんか食べんと倒れるぞ、くらいな感じだったので。なんでもいいから食べようと思って、ロールケーキ食べた。あまりの美味しさに感動。翌日、隣の女子に絶大なる感謝をした。「あのロールケーキどこの?めっちゃ美味かったんだけど!」そして、隣の女子と、ロールケーキの美味しさで会話が弾む。こんな経験初めて。ああ、私、ずっと空腹でいたいな、と思った瞬間。
空っぽでいたら、だいたい感謝できる。何食べても大体美味しい。どうしても食べられないものもあるだろうけど。
今朝も、勉強頑張って、いい感じで食べた食パンが最高に美味しかった。
好きな食べ物はない。食べたいものってあんまりない。だから、食に興味がわかない人間で、食べ損ねて死ぬかもしれないんだけど。空腹による存命の危機を感じた時に食べる美味しさを知っているからとりあえず生きられる。
空っぽな事は、私にとってすごく必要な事なのかもしれない。
空っぽだからこそ、得られる幸福ってあるのかもしれない。
今日、頭の中が忙しい。勉強机戻っていいですか。さっきから何回も往復してる。