双極性障害の私が司法試験に合格する話(298)「やればできる」の難しさ。
スマホが壊れたのがよかったのかもしれない。
スマホを触っていた時間は、勉強か睡眠時間となっている。心なしか、睡眠もよく取れている気がするので、調子もいい。だけど、せいぜい日々の勉強時間はここのところ4,5時間くらい。10時間机にしがみついてやっていた時もあったけど、正直、質は悪かったし、体にも悪かった。とはいえ、刻々と近づいてくる短答式試験。時間が足りない。なのに体力が続かない。やりたいのにやれない。体が、頭が、疲れてしまう。
「やればできる」私は自分のことをどこかでそう思っていた。でも「やる」ということがどれだけ難しく大変なことかを思い知る。私は今まで気軽にこの言葉を使っていた。「やればいいんでしょ?そんなの簡単じゃん」そう思いながら、やるのを簡単だと思っているので、後回しにしてやらなかった。いざ、やってみると、その「やる」ことはできる。だけど難しいのは、「できるまでやる」ということ。
「やればできる」伊藤塾の塾長が合言葉のように言うこの言葉。できるまでやった人の言うこの言葉は本当に重い。裏返せば「やらなければできない」ということになる。
「やればできる」という言葉をやらない言い訳にしていたが、今は毎日のように自分を鼓舞する言葉になっている。くじけそうになるのは毎日のこと。そんな時に「やればできる」と何度も頭の中で繰り返す。
今日もよく頑張った。明日も頑張ろう。