双極性障害の私が司法試験に合格する話(309)敵は勉強の難しさじゃない。
とある人のSNSに影響を受けて、気分を落としてる。やめてしまったほうがいいんだろうかとさえ、思ってしまって、大事な時期なのに、手が止まっている。
予備試験がどれだけ厳しい試験であるか、そこに時間を費やすより、他に費やしたほうがいいというような内容だった。
そんなことわかってる。わかってて、始めたことだ。だけど。なのに。すごく、立ち止まってしまっている。
悩んでる場合じゃない。手を動かせ。自分に言い聞かす。なのに、頭の中に、あのSNSの文字が邪魔をして、勉強に手がつかない。試験の1ヶ月前になって、やめてしまおうかなんて思っているんなら、やめてしまったほうがいいじゃないか。
でも気づいた。
この試験の難しさは、勉強の内容じゃないんじゃないか。そんなことより、この試験のために、準備するこの長期戦を走り抜けるかどうかなんじゃないか。
試験のために、やることはたくさんあるけれど、だいたいそれは決まってる。それをいかに効率よく、整理して頭に入れて、当日、出し切れるか。本当にそれだけなんだ。
難しいのは、世間に溢れる誘惑の中で、ひとりぼっちで、この試験のためだけに、戦い抜けるか、それが難しいのであって。
まさに今、私はそれと戦っている最中なんだ。勉強の手が止まっているからって、戦いに負けてしまったわけじゃない。負けそうなだけで、まだ負けと決まったわけじゃない。
絶対に合格するって決めた。
ここから逃げたら、一生後悔する。たくさんのことから逃げてきた。それをここで取り戻すって決めた。
自分を見失いそうになってる。でもそれは、戦ってるからこそ、思う感情なのであって。この感情に押し潰されてはダメだ。絶対に合格する。
まずは、約1ヶ月後の短答。それだけを考えよう。戦い抜こう。