見出し画像

双極性障害の私が司法試験に合格する話(171)

友人に、「雨が降ってるんだから、休めばいい」と言ってもらった。すごくいい表現だと思う。本当にそう。いい例え。コントロールなんてできるものではない。いつ止むのかもわからない。雨によって崩れる時もあるけれど、それが恵みになることもある。そんな心の天気は、みんなきっとある。多くの人は自動車だったり電車に乗ってたりしてて、雨の日も動き続けられるんだろう。だけど、私はビニール傘一本だけで歩いているようなものなんだろう。傘一本じゃあ、雨には濡れるし、寒いし、心も折れる。だから、雨宿りをする。人よりも進むのは遅い。でも、私はどうやら、雨宿りを許されてるし、歩かなくても誰も私を叱責しない。仕事をやめて1ヶ月。何にも変わらず安心して暮らせている。そんな幸せなことってない。
 
前に進んでいないんじゃないかと不安になったりする。だから少しずつ、何か一つだけやる。何か一つやって休む。今は、それくらいでいい。それくらいしかできない。
 
全身が眠りたがって、もうこれ以上寝れないよってなっても、動かない。動けそうと思って体を動かしても思考が停止しているから、何をしたらいいかわからない。でも、えいや!とちっちゃなひとつをやる。今朝は、講義を半分だけ聞いた。今日はもうこれでよし。あとは、ゆっくりゆっくりしよう。

いいなと思ったら応援しよう!