双極性障害の私が司法試験に合格する話(345)友人を大切にするように自分を大切にする。

司法試験を目指す同志から、昨夜、ヘルプメールが来た。
 
今週末のローの入試で緊張に苦しんでいるという。
 
すかさず、こう返した。

第一志望かもしれないけど、本当の第一志望は、司法試験合格です!今日の緊張も明日の緊張も単なる通過点!すでに受かったローに行って合格するかもしれないし。

この言葉で胸がスッとしたと返事が来た。名医ですか?と言われた。笑

私は予備試験ルート志望で、友人は、ロールート志望。道は違えど、目指す道は同じ。苦しみがよくわかる。落ち着かない心持ち、本当に手に取るようにわかる。そして、闘っていない人にはこの感覚はわからないだろう。どんなに自分をよく知ってくれている恋人や友人、家族でも、この闘いに本気で参加していなければわからない感覚があるんだと思う。私もこの友人に何度も何度も励まされているし、刺激をもらっている。
 
こういう同志は本当に必要だと感じる。一緒に勉強する仲間は私はいらない。自分のペースでやりたい。だけど、心を保ち合う仲間は必要だ。鏡のような感じ。友人を励ますようで、結局は自分を励ましている。自分を癒すことにもつながっている。
 
こんな勉強でいいのだろうか…気を緩めたら、すぐにこんな不安に取り憑かれ、集中できなくなる。だけど、私には翼なんか生えていないのだから、持っているものを一つ一つ積み重ねていくしか方法はない。しかもその積み重ね方にコツはあっても正解はない。正解かどうかは、試験に合格したときにわかる。
 
司法試験には必ず受かる。それが私の未来。その未来に合わせるために、現在の私が帳尻を合わせて生きている。そんな感じ。受からなかったらどうしよう、そんな未来はこないので、不安がっても仕方ない。そんな時間があるなら、帳尻合わせに時間を使おう。
 
ときに自分自身を友人のように扱ってみること。本当の友人と接して、その大切さに気付かされる。自分を卑下するくせに、友人のことは心から尊敬し、希望しかない未来を想像できる。だから、前向きな言葉がかけられる。その矢印を自分にも向けられるように。まだまだ、それが難しいから、私には共に闘う友人が必要だ。
 
弱音を吐いてくれてありがとう。また一つ、私自身が励まされた!

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