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「節分」我が子と四季を遊ぶ日々だなぁ/子どもから学ぶ(ほぼ)毎日note#21
(ほぼ)毎日note21日目。
幼稚園教諭、プレイワーカー、森のようちえん保育士を経て、今は3歳と0歳の息子と365日ともに暮らしている。
「こどもの遊びと育ち探検家」として、我が子との暮らしの中での未知との遭遇を楽しみながら、世界中の子どもたちの幸せな暮らしと育ちについて日々ぐるぐると思考している。
今日は立春。
旧暦では今日から新しい一年の始まり。
おととし、二十四節季に沿ったカレンダーを買って1年過ごしてみたところ、日本の四季の移り変わりが肌で感じられ、本当にその季節ごとの自然界の変化があって、昔の人の観察眼はすごいなぁ、と思いつつ、今も昔も自然界で起こっていることには不変のものがあるのだなぁ、と感動した。
日常の解像度がちょっぴり上がった。
日々暮らしを重ねていく中で、昔の人たちのように小さな変化を敏感に感じられるとたのしいだろうなぁと思っている。
そしてその楽しさを、我が子と一緒に感じたいなぁ、と思っている。
昨日は「節分」
近所のおじちゃんに神社で餅まきをするよと教えてもらったので、せっかくだからと、家族で遊びに行ってみた。
冷たい雨の降る中だったけれど、境内の中で大きな火が焚かれていて暖かった。
残念ながら雨で餅まきは中止、お土産に袋に入った餅とお豆をもらって帰ってきた。
息子が楽しみにしていたぜんざいの振る舞いも、もう売り切れて無くなってしまっていた。
いろいろ思った通りにはいかなかったけれど、ぽつりぽつりと人が集まり、なんとなく火を囲んで暖を取り、ぽつりぽつりとおしゃべりをする。
なんだか、焚火の暖かさも相まってほかほかした気分だった。
家に帰ってからは、手作りしたキンパの恵方巻を東北東を向いて食べた。
長男はそっちを向いて食べるのはいやだ!と言って正面を向いて食べていたけれど、大人が一本食べるのに無言で手古摺っている間に、ちらちら私たちの顔を伺いながら真似っこして東北東に身体をひねって食べてみている姿がちょっぴりおかしかった。
数日前から台所の棚に飾っておいた鬼のお面付きの福豆は、「豆まきしよう」と降ろしてくると、長男に回収され、棚の元あった定位置に戻された。
去年は「ぼくのおうちには鬼は来ないから豆まきはしなくていいの」と懇願され、やらなかった。
今年は豆を回収されてしまったし、仕方がないか、と無理には豆まきせず、心の中で豆まきをした。
来年は、我が子に餅まきを見せてやりたいなぁ。
来年は、泣いても豆まきしようかなぁ。
せっかく日本に生まれたのだから、四季の文化は家庭で楽しみながら伝えていきたいなぁ。
というか、伝えるなんておこがましいなぁ。
私自身、それぞれの風習の意味なんて知らないことばかりだから、一緒に経験しながら知っていく過程が楽しいなぁ。
今日も子どもに学ぶ日々。