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10.楽しいと思う気持ち ~絵本~

私は絵本が好きだ。正確に言うと、絵本選びと自分の子供に絵本を読み聞かせることが好きだ。

絵本を選ぶ時に子供の今興味あることを思い浮かべ、それとあった内容の絵本に出会えた時はすごく嬉しい。そして、選びに選んだ絵本を子供が気に入ってくれたらさらに嬉しい。
そして何よりも、子供の真剣な眼差しを見れることが嬉しい。

絵本は、子供が産まれてから新しく私の暮らしの一部となったもので、もともと絵本が好きだったわけではない。

産まれる前から、絵本は良いらしいということは聞いていたが、何が良いのかは謎だった。でも取り入れてみたくて、とりあえず”0歳の”とついているものを3冊買ってみたところが始まりだった。

当時は図書館に行く習慣もなく、1人目の子が産まれた頃にちょうどコロナが始まり、ますます図書館は行かない場所になってしまった。さらに、外出できないことで、買った絵本を何度も何度も丁寧に読んでいた。そうやって、自分で悩みながら一冊ずつ丁寧に選んでいたこと、まだ言葉を話せない子供と絆を深めてくれた日々が、私と絵本とのつながりを深めたのかなと思う。

今は隔週で図書館に通い、読んでみたい本はどんどん借りている。
でも、絵本とは?から始まった、一冊を丁寧に何度も何度も読んだ1人目の子との時間は今でもかけがえのない時間だったなと思う。
外出できなかった生活は、絵本に関しては私の人生に潤いを与えてくれた。

絵本選びに迷った時に参考にした本はこちら。

『0歳から幼児までの絵本とおもちゃでゆっくり子育て』柿田友広

この本は、おもちゃ選びでも大活躍。また、少しコラムも載っていて、ハッとさせられることが書かれていて、時々やばいやばいと、我に帰らせてくれる。

今は、子供が幼稚園で読んできて気に入った絵本を教えてもらうことや、毎月定期便で送られてくる一冊に「今はこういう本を読む時期なのかぁ」と年齢に合わせた絵本を知って楽しんだりしている。

当時の絵本に対する初々しい感情はないが、まだまだきっと知らない世界が待ってるんだろうなというワクワク感はあるから、これからも絵本との暮らしは続いていくのだろう。

そんなに好きなら、お気に入りの絵本や思い出の絵本を決めてみたいと思うのだが、これという一冊は今のところ決められない。

というのも、私が好きなテイストでも、子供が気に入らなければそこまで上位には上がらないし、私自身が「この絵本のどこが面白いんだろう」と思っても、子供が笑えば何回でも読みたくなるからだ。
こういう経験は、1人では味わえない。子供を通して輝く世界を体験させてもらえることが、絵本の醍醐味の一つだ。
そして、読まれなくなった絵本は懐かしくは思うが、そのままフェードアウトしていってしまう。

年齢やタイミング、出会い方や親の反応や読み方でも子供のお気に入りの絵本は変わる。
だから、きっと読みきれないであろう絵本の山から手に取った絵本に縁を感じて大事にしたいと思うのだ。

絵本とは?の過去の自分の問いに対する答えはまだ明確ではないが、絵本は良いらしい?に対しては、良いですよ!と前のめりに答えられる。

教育的な要素でおすすめされていることが多い が、ただ、「楽しいですよ、絵本を選ぶって、絵本を読むって。」と、私は答えると思う。

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