24.子育ての常備薬 ~わらべうた~
子供がいなかったら、これからの人生関わらなかっただろうなというものの一つに“わらべうた”がある。
1人目の子が0歳で、自分の身体も少し落ち着いてきた3ヶ月目ぐらいに、コロナ禍で外出ができないし家で何をしよう?という中で、絵本以外に出会ったものだ。
まだ意思疎通が取れない頃は、笑い返してくれることでなんか嬉しかったので、ふれあい遊びとしてやっていた。
でもすごいなと思ったのは、困った時に助けてくれること。わりと実用的なのである。
例えば、待合室でなかなか順番が来なくて、ある程度の遊びはやってしまった時。アイテムがなくても子供と遊べて、わりと時間がもつ。
やっぱりすごいのは、「いっぽんばしこちょこちょ」。子供はとにかく少しくすぐるのが好き。誰もが知ってるわらべうたは、やはり効果絶大なのだ。
さらに、新しく覚えたものに「はげやますべって まゆさまおりて・・・」という不思議なうたがあるのだが、寝てくれない時にどれだけ助けられたか。今でもまだやっている。
最近面白がるようになったのは、「ずいずいずっころばし」。なぜか最後の「だぁれ」で自分の指にハマってほしいらしく、それを楽しんでる様子。ハマったから何かが起きるわけではないのに、子供の感性は面白い。
こんな感じで、一つ一つやっていくと、ハマらないものはほとんどない。
子供と少し遊んであげる余裕がある時は、絵本を使いながらやってあげると、すごく盛り上がる。
子育てを0からスタートさせた私が、最近会った友達に「母だね!」と言われるようになったのも、わらべうたで子供との触れ合い方が自然と身についたこともあると思う。
楽しい時はより楽しく、少しナーバスな時や困った時はリセットに。
アイテムはいらない、身ひとつでできる優れもの。
わらべうたは、これからも子育ての強い味方として私の常備薬にしておきたい。