ただ、筆の向くままに
今年は、何年ぶりかわからないくらいに紙の手帳を使ってる。
スケジュール管理はGoogleカレンダー一筋だったけど、今年はコンセプトがいいなと感じた手帳があり、満を持して購入してみた次第だ。購入までは良かったけど、ひとつ問題発生。
「スケジュール管理以外の手帳の使い方って何…?」
なんとスケジュール以外に書くことが思いつかないという悲劇。手帳初心者なもんで、自分流にカスタムするなんてセンスはもちろん皆無。でもスケジュールはGoogleカレンダーの方が管理しやすいしな〜。えっ、てことはこの紙の手帳書くことない?せっかく買ったのに〜、と嘆きながらとりあえず家族の誕生日を書くくらいにして。
そこでふと、日記的なかんじで使うのはどうかと思った。人って忘れっぽいし、嫌なことも嬉しいことも記録してたら「私はこんな人生を歩んできたんだなー」って振り返れてよくない?なんか素敵!って。(軽率)
それからなんとなーく書こうと思った日とか、なんとなーく印象に残った日の出来事とかそのときの感情を書いている。それはもう、思いついた言葉を素直に。文法もくそもない。
なんだかんだ2023年が始まって1ヶ月と少し、その習慣は続いているわけで。ちょっと気づいたことがある。
「人に見られない前提」で、「正しい文章」にとらわれず書くことってなんか楽しい!
ってこと。
ライターとして書くことを仕事にしていると、「ら抜き言葉だ」とか、「一文が長すぎて主語と述語がわかりにくい」とか、「同じ語尾が続いてる」とか、プライベートのLINEやツイートでもいちいち気になってしまう。もっとも、ライターになる前からその傾向があったから「ますます気になってきた」の方が正しいかもしれないが。
もちろん正しい言葉でわかりやすく伝えるのは大事だけど、「誰のためでもない、自分だけのために書く」こともいいもんだなって気づいた。私にとってある意味、娯楽のひとつなのかもしれない。
あと、ちょっと表現があれだけど、排泄的な感覚もある。(ごめんなさい)
ある出来事をわざわざ文字に起こすことで、俯瞰で捉えて、それを自分なりに解釈して、ひとつの経験として消化していく、みたいな。無性にすっきりする。そしてなんとなくだけど、精神も安定してる気がする。
いずれにせよ、「書くことが好き」って気持ちは、一生忘れたくないし大事にしたいなーって思うわけで。
ゆるゆると文章を書く場所を意識的に作ってみよ〜ってことで、紙の手帳には「誰にも見られない」前提の文章を書くけど、noteには「見られても全く問題ないけどかなりテキトー」な文章を書いていこうと思う。ただ、筆の向くままに。
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