酒とメンマと大切な人
この前、(といっても2月)久しぶりに外で酒を飲んだ。
メンツは大学時代の後輩3人と、私。3月頭に兵庫に引っ越すことになり、もうすぐ関東を離れるぞってなったとき、ふと、大学のときよく行ってた居酒屋に行きたくなったことがきっかけ。思い立ったら即行動、が私のモットーなので会いたい子たちにLINEをして、集まった精鋭たちである。
その居酒屋は、めちゃくちゃ狭いし、お世辞にもおしゃれとはいえない赤ちょうちん系。でも信じられないくらい安くて、何を食べても美味くて、ビールはキンキンに冷えていて、箸は割り箸で、深夜の2時までやっていて、お会計のときは「いつもありがとうございます」といってくれる、あったかいお店だ。ちなみにメンマがイチオシ。呑兵衛的には最高なんだな、これが。
久しぶりに外で飲む酒は、この世のものとは思えないくらい美味かった。神すぎる夫が家で子守りをしてくれたので、娘が食べこぼさないように手伝う必要もないし、息子が泣かないように抱っこしなくても良い。好きなペースでメンマをつまみに酒が飲めるって、こんなに幸せなのかと思った。
幸せを噛み締めつつ会話が盛り上がると、酒が進む進む。お会計のレシートで気づいたのだけれど、私のイチオシ「ジンレモンティー」に至っては8杯飲んでいましたよ、ええ。
いい感じに酔っ払って、後から思い出せないくらいにはしょーーーもない話で盛り上がる。学生の頃を懐かしむと同時に、年を重ねるとこういう機会が減ってくる現実を垣間見て、ちょっとだけ寂しくなったりもした。
結婚して、子どもを産んで、仕事も住む場所も生活リズムも変わって。ここ数年でいろいろ変化してきたけど、私は心に決めている。
大切な友達とたまに外で酒を飲むことだけは、絶対にやめないぞ!!!
と。
結婚してるのに、子どももいるのに、何言ってんだ!って思う人もいるかもしれないけど、妻である前に、母である前に、1人の人間だもの。なんといっても生粋の酒好きだもの。
それに、「生産性のない話」とか「仕事以外の話」を友達とするのって、大事。私にとって、人間らしさを保つためのガス抜き行為に近い。フリーランスで、しかも在宅ベースで仕事をしていると、他人と雑談するガス抜きの機会は極端に減るんですよ。
とまぁ、外で酒を飲むことを正当化しているみたいになったけど、それでもいい。私が楽しいから、それでいいのだ。
滅多にない貴重な外飲み。次は誰と、どこでしようかな。