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【ひとり旅】私を癒す高野山1泊2日③ - 宿坊で過ごす大人の極上至福タイム -


宿坊(しゅくぼう)とは、お寺や神社の宿泊施設を指します。 元々は、僧侶や参拝者が泊まるための施設でした。


ひとり旅で宿坊に泊まるだと?!
数ヶ月前の私にはそんな選択肢考えられなかった。
ほんと人の心って、誰かに何かを言われることなく変わるんだなーと思う。
誰かの影響は受けてるのかもしないけど、自分自身を開拓できたようでとても嬉しいのです。


こちらの続きになります!



さて、初めての1泊2日観光は宿坊に泊まることに。
とても人気の高級宿坊とのことでお財布も大奮発して、この日をとっても楽しみにしてきました!

◾︎宿坊 一乗院


とにかくお料理が最高!
どの旅行サイトでもお料理の評判が良かったこのお宿。
紅葉をめいっぱい楽しんだら身体に優しい最高の精進料理。
毎日がんばってる自分をたくさん甘やかします!

門をくぐると、ご案内の方がすぐ来てくださいました。
旅行カバンをもっていただき、部屋に案内してくれます。
入った途端、塗香のいい香りで癒されます。


◾︎素敵な部屋、見てもらっていいですか?


スリッパを脱いで入った玄関先。
ホテルではずっとスリッパを履いてますが、
畳はやっぱりいいですねー!




この景色の写真をみて、この部屋に決めました!
全く同じ景色がお出迎え…
幸せやー



部屋から見えるお庭
日本の良さが詰まった静かなお庭





お部屋でお茶を飲んで少し休憩したら、寺院の中を見学。
「本堂以外はどこを見てまわっていただいても写真を撮っていただいても大丈夫です。」
ならば遠慮なく!!!
こんなキレイなお寺の境内をゆっくりウロウロできる時なんて、なかなかないですからね。



◾︎境内のあちこちと仏画

ツヤッツヤに磨かれた床。
紅葉でキレイなものを見尽くしたと思っていたけど、
どこを見ても美しい。



どこを切り取っても絵になる





絵に描いたような日本庭園
ずっと見てられる…






素敵な仏画たちを鑑賞しながらのんびり過ごす夕方…。




他にも素敵な絵がたくさん飾られてましたー!






◾︎念願の阿息観体験

阿字観とは、大日如来を梵字の「阿」字を本尊として、自身と御仏が一体となる様を体現する、真言密教独特の瞑想法です。非常に奥深い瞑想法。
こちらの前段階が阿息観。

一乗院HPより

今回宿坊に泊まってやりたかったこと、阿息観体験。
一乗院さんではこちらを体験させていただけます。
最近、マインドフルネスに興味を持ち始めているので、こちらの体験がかなり楽しみでした!


一乗院の代表となる和尚さんに直接教えていただきましたが、なかなか上手にできないです。
体を緊張させないようにと思えば緊張してくるし、呼吸も意識すれば意識するほど上手くできず、普段より力が入ってしまったように思います。
私すごいことやってるー!っていう余計なテンションも邪魔して、とてもリラックスした呼吸ができなかったです。笑


◾︎また絶対食べたい絶品の精進料理


特別御膳にグレードアップしました。
どの口コミサイトでも絶賛の嵐で、特別御膳にしてよかったとの記載が目立ったので大奮発!
その結果、予想のはるか上をいく高級会席のような精進料理をいただくことができました。


季の物いろいろ
女心も男心もくすぐる、この1皿



あわび茸とせりの胡麻和え
少し地味な見た目だけど、
ホントにアワビのような歯ごたえと味付けに感動…!
今回のベスト3に入る美味しい1品でした。


南京饅頭と生麩
食事を始めてから熱々の出来たてを運んでくださった中の1品。
お出汁に山葵がいいアクセント。




汲み上げ湯葉のお刺身
こんなん美味しいに決まってるやん




柿なます
見た目の可愛さだけじゃない!
お酢の物だけど嫌な刺激がまったくなかった。



根菜コロッケ 豆乳チーズと舞茸ソース
フレンチを思わせるような見た目、
円やかなソースに、
うっすら鼻にぬける旨みがたまらなかった…



胡麻豆腐
高野山に来たなら胡麻豆腐は絶対よね


他にも写真の倍ほどの、キレイで優しい食事に囲まれた。
写真に収めたい気持ちと、早く静かに食べたい気持ちで忙しい。笑

お食事担当の寺院の方が次から次へと部屋に持ってきていただくことが申し訳なくなってきて、「とってもおいしいです、ありがとうございます!」と人見知り渾身のコミュニケーション!笑

精進料理でお腹いっぱいになるのかな?と思ってたけど、お腹いっぱいで大満足!


◾︎お風呂~就寝

お腹が満たされたあと、軽くまた散歩。
お風呂は高野山の湧き水で沸かした大浴場。
お風呂もとても清潔に保たれていて、お湯は私好みの熱めのお湯。
今日1日の疲れを熱いお湯で、じゅわぁーっと湯気と共に飛んでいくようでした。


お風呂の後は部屋でゆっくり読書タイム。
お寺さんなので建物自体は古い。
足音はまぁまぁ響く。
でも21時の消灯以降は足音はほとんど気にならず。
畳の部屋でのんびり過ごしていると、どこかおばあちゃんちを思い出すような懐かしさ。
この時間をゆっくり大事にしたいのに、いつも寝ている時間より早く眠くなった。
敷いてもらったお布団に入り、少し粘って本を読んだけどすぐギブアップ。



明日は朝勤行から1日が始まります。
おやすみなさい。

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