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ライジング・サン・ロックフェスティバルが泣けた話。


今日は大分涼しい。
まさに「真夏のピークが去った」という感じでフジファブリックの「若者のすべて」を聴きたくなるような夜である(知らない人は今すぐ検索しましょう。名曲です)。

気候は涼しくなってきたし、心待ちにしていた一大イベントは終わったしで、今年の夏ももう終わりだなぁー(私的に)と感じている。

そう、北海道のフェス、ライジング・サン・ロックフェスティバルである(以下、ライジング)。

私は超絶音楽やフェスに詳しい、という程ではないと思うが、毎年遠方含めて2~3個所はフェスに行く、何なら新しいフェスも毎年開拓するよ、というくらいにはフェス好きである(アウトドアも好きだし)。で、通常フェスの感想というのは「楽しかったねー」とか「あのライブかっこよかったよねー」とかいうものなのだが、ライジングを終えての感想は、

泣いた。来年も絶対行きたい。ていうか行く。

という感じである。すごく心が動いたのだ。
何がそんなに良かったのかな~と帰り際に考えていたのだが(帰路長いし)
主には以下の点かなと(あくまで個人的感想です)。

①アーティストの熱と興奮が最大級に伝わるステージ

今年の出演アーティストはベテラン・若手の配分が絶妙だった。これをきっかけに聞き始めた雨のパレードはセンスの塊だったし、フィッシュマンズの力強い浮遊感も最高だったし、山下達郎のステージはもう別格すぎて。最後の一曲で自然に涙がこぼれましたよ。

私は各ステージをつまみ食いしながら回っていたのだが、どのアーティストも口をそろえて
「20周年のライジングでこの場に立てて本当に嬉しい!!最高!!光栄です!!(声裏返る)」
というようなテンションでとにかく興奮が伝わってくる。もちろんプロなのでどのフェスでも、どのライブでも最高のパフォーマンスをしているのだとは思うけれども、何というか、この上ない「やりきる」エネルギーが伝わってきた。ライジングのステージ(しかも20周年)に立てるというのはきっと大きなステータスなのだろう。

スカパラの谷中さんも興奮してたよ・・・!!

②オーディエンスの熱狂と一体感
とにかくこのフェスは、お客さんの「開催心待ちにしてました感」がすごい。誰かが「ライジングサンが生まれたことで、シャイだった北海道民が躍ることを知った」みたいなことを言ってたけど本当にそんな感じだった(笑)。キャンプサイトを見ても、あちこちに「RISING SUN ROCK FESTIVAL」と書かれた手作りののぼりが立っている。特に私も心待ちにしていた北海道出身のサカナクションのステージでは、数万人が歌詞もリズムも覚えてどしゃぶりの中手をたたいて大合唱(サカナクションのステージもワンマン並みに素晴らしく、大雨が楽しいと思ったのははじめてだった)、竹原ピストルのステージでは、本人が無名時代に北海道のライブハウスを回っていたころのエピソードと歌にみんな感涙していたし、大トリのスカパラでは夜中の3:30に数万人が一緒に朝を迎える。
というか、北海道ってやっぱり遠いじゃないですか。特に若い人とか、学生さんとか、小さい子供がいるパパママとか、ライブ行きたいって思ってもなかなか首都圏には行けなかったりする(もちろん好きなアーティストが近くに来てくれればよいけれども)。そんな中、あのフェスの存在価値はすごく大きいと思う。帰りの空港でお土産の試食を配っていたおばさまが、「フェスで来たんだね。雨で残念だったけど、また来年も来てね。」と声をかけてくれた。なんだかまたじーんとしてしまった。経済効果も大きいだろうし、北海道という地域においてすごく大きな意義があるイベントなんだなと感じた。

③フェス飯がうまい

最後はライトな感想(笑)、北海道のラーメンおいしかったよ。選択肢超たくさんあったけど2日とも同じ店で食べてしまったよ(確か樹(いつき)というお店だった)。ざんぎもおいしかったよ。

あまりうまく表現できないのだけど、アーティストもオーディエンスもそこにしかない価値を感じていて、みんなが心から楽しんでいるのがひしひしと。そして年に1度のこのお祭りで、お互いのエネルギーを最大限ぶつけあて放ちあっている、という感じ。

ちなみに天気は2日間とも雨。特に1日めはどっしゃぶり。田んぼフェスとはまさにこのこと。でも全然、あんまり苦になりませんでした。

とにかく楽しかったーー!!!


来年も必ず行きたい。というか行く。




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