【初動1位】プロ魂(映画「かぐや様ファイナル」日誌 3/5)
監督さんの気迫をはじめ、スタッフの方々の本気っぷりをまざまざと感じることのできた撮影現場での経験は、とても刺激的で有意義なものでした。
そのような仕事に対する熱意を最初に感じられたのは、応援団役の出演者の皆さんとお会いしたときでした。
自分では自信がないと言っておきながら、絶対にきちんと練習を積んできているという様子が、動きを見ていれば分かったのです。
美輪明宏さんが言っていた「人柄もよく、知識や教養にあふれた、大人の見本みたいな先生(が増えてほしい)」とは縁遠い私としては、そんな「先生」に少しでも近づけるように、僭越ながらそれなりに努力をして仕事に取り組んでいたつもりでした。
しかし、役者の皆さんをはじめこの現場の全員のプロフェッショナルっぷりが、いやいや、そんなレベルの話ではないぞ、と。
特に感服したのは、紅組応援団のシーンを撮影したときの団長です。笑
大河の役者に対して偉そうに指図した私もどうかとは思うのですが、あの瞬間、あの現場では、もう、板橋さんが全ての空気を持っていっていました。
そういう意味でも心残りなのは、十数年ぶりぐらいに再会できた、大学の先輩の演じるシーンが雨天で流れてしまったことですね。
つづく
※見出し画像引用 https://kaguyasama-movie.com/