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塾ってどんなビジネスモデル【大学受験塾開業#2】
こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。
塾ってどんなビジネスなのかということって知ってるようで意外に知らないということありませんか?
飲食店や美容院、パン屋さんなど個人が始めそうな業種はよく色々なコンサルタントさんが題材にされて、事例などを話していますが、学習塾・個別指導塾ってあまり話されてませんよね?他のビジネスとちょっと違うところもあるからか話がされてないのかなと思います。
ということで、今日は「塾ってどんなビジネスモデル」というテーマで塾開業についての情報発信#2やっていきたいと思います!
多くの店舗型のビジネスモデルと違う点
まずは学習塾は店舗型のビジネスということは誰もがわかるかと思います。最近では、オンライン学習塾も増えてきましたが今市場の多くは店舗型です。
学習塾は店舗型ですが、他のビジネスと大きな違いがあります。
それは、
サブスク(会費型)
であるということです。
飲食店や美容院などは来店いただいた時に費用をいただくという形ですが、学習塾は月謝として毎月会費をいただきながらサービスをするということが前提となっています。その分、売上が読みやすいということで安定ビジネスとも言われます。
会費型ビジネスの難しいところ
私は15年以上学習塾をビジネスとして考え、色々なことをやってきましたがよくある店舗型のビジネスと違い難しいなーと感じることがあります。
それは、新規客、固定客という考え方がないということです。
飲食店や美容室は新規の方がきても、同じ人がリピートしたとしても売上はそこまで変わりません。集客努力としては新規とリピートでは5倍ぐらい労力・コストがかかると言われているので、お店のファンにして何度もリピートしてもらえるようにしよう!というのが多くの店舗型ビジネスの成功法則だと思います。
ただ、学習塾の場合はサブスク型なので、同じ生徒がリピートして通うことは当たり前であり、リピート客という概念がほとんどありません。
ですので、基本的に開業した時には新規のお客様をどうやって集めるかが一番重要になってくるので、そのための施策などを考え続けないといけないというのが難しいなと思うところです。
卒業がある会費型ビジネスだからさらに難しい・・・
その他のサブスク型ビジネスとの違いもあります。それは、卒業があるということです。
学習塾は基本的には受験のために通います。
中学受験、高校受験、大学受験と全て対応している塾はもちろんありますが、それぞれが区切りとなり退学というケースは多くあります。
NetflixやAmazonプライムのように、ずーっと契約してもらうということではなく、1〜3年程度で卒業してしまうというのが難しいサブスクモデルだなと感じます。
学習塾は買い周り頻度が低い
買い周り頻度とは言葉の通りですが、どれぐらいの周期で買うのかというものですが、美容院なら年間4〜8回ぐらい行くものですし、飲食店なら年間20〜30回ぐらいは行くケースが多いかと思います。
ただ、学習塾を買う・契約するというのは年間で1回あれば多いと思います。1つの学習塾に通うと2年3年通うというケースも珍しくないので、お客様は学習塾と契約することに慣れていません。
美容院なら何度も通っているから良し悪しの基準は各お客様にありますが、学習塾はそうでないというケースが多いので、口コミ・紹介・評判が重要になってきます。
買い周り頻度が低いからこそ、地域の評判や友達同士の口コミ紹介を産むためのサービス力や情報発信が重要な要素になっています。
買い周り頻度が低いということは商品・サービスの違いを理解されないということもあり、良い商品・サービスということを伝えることが難しいということもあります。
また、年間の授業料などは50万〜150万程度が多く決してやすくありません。ですので、高単価サービスでもあるというところで、他のサブスクサービスとも違うなと感じています。
学習塾のビジネスモデルは
店舗型には珍しいサブスクモデル
サブスクモデルには珍しい卒業という概念がある
買い周り頻度が低いため、サービスの内容の違いが理解されにくい
年間で考えると単価が高いモデルである
このような少し珍しいビジネスであるということを理解してもらえたかと思います。ですので、あまり全業種のサポートをしているコンサルタントなどは対応しておらず、事例などの話題にあがらないという感じだと思っています。
では、学習塾のビジネスモデルのいいところはあるのか?
もちろんいいところはたくさんあると思います!
その中でもこれから塾開業をされる方に一番伝えたいのは
「自分の魅力で勝負できる!」
ということです。
大手から中小までコンサルティングしてきて、今は全国に展開するアクシブアカデミーという塾の責任者をしている私が最終的に行き着いたのは
その塾の良さの8割以上は教室長で決まる
ということです。
ビジネスモデルや指導形態がどれだけ良くても、結局教室長に左右されるということを私は何度も何度も見てきました。
ということで、教室長さえしっかりしていれば上手くいくということです。
これから開業される方は自分の魅力を磨き、目の前の生徒の成績アップ、保護者の満足を考え続ければ学習塾は確実に成功できます。
また、学習塾は給料が高い業界ではありません。ですので、会社員として働いている方々のレベルはIT業界や総合商社のように優秀というケースは少ないです。
ですので、自己研鑽をし続ける教室長であれば、どこでも必ず勝てると思います。
地域の子どもたちに教育をしたいという方はもちろんですが、自分の魅力で勝負したいという方もこの業界で独立開業するのは良い選択だと思います。
まとめ
学習塾のビジネスモデルは他業界と比べて珍しいケースが多いが、結局一番大事なのはその教室にいる教室長です。
独立開業する際は自分自身を磨き続ければ成功する可能性は高いビジネスだと思います。
FCに入ったら自分が努力しなくても成功するんでしょ!と他力本願の方は上手くいかないと思いますので、独立はやめられた方がいいかなと思います。
未来の日本を作る子どもたちのサポートをするという非常にやりがいのある仕事ですので、ぜひ塾の開業を考えられている方は自分の魅力で勝負するんだという気持ちを持って開業をしてもらえたらと思います。
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それでは、次回も塾開業について記事を書いて行きたいと思います。次回もお楽しみに〜
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